2014年12月20日(土)

『工芸青花』トークショー「古きを温ね、新しきを知る ~西洋・東洋の工芸・骨董・建築から考える生の実質」

2014年11月下旬に工芸や骨董、建築を主な内容とした『工芸青花』の創刊号が刊行されます。『工芸青花』には、私たちの生活をとりまく環境がどんどんファスト化していく現代において、歴史家・渡辺京二の言葉を借り「生の実質」としての手ざわりと時間をとりもどしたいという願いが込められています。

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人類は長い歴史の中で、生活のためにさまざまな道具や物を作ってきました。
天災や人災をくぐりぬけ、現代に残る古い物には当時のたくさんの知恵と、それを使った人々の生活や想い出がしみこんでいるといえるでしょう。そんな古い物を前にしたとき、どこか懐かしさや、愛おしさを感じる人は少なくないかもしれません。今では鑑賞用として愛でられたり、当時とは違う用途で使われたりと、古い物との付き合い方は人それぞれかもしれませんが、それぞれの道具や物の歴史、さらに当時の使われ方を探ることで、現代の生活を見直すヒントに出会えそうです。

今回は、本書編集長の菅野康晴さんを聞き手に、執筆などを通じ『工芸青花』づくりに携わる金沢百枝さん、橋本麻里さんをお迎えして、洋の東西を問わず工芸・骨董・建築など、お2人が興味を持っているものの魅力を交えながら紹介いただくとともに、今、古い物と向き合うことで何が見えてくるのか、また現代における「生の実質」とは何かを考えていきます。

『工芸青花』刊行記念
金沢百枝 × 橋本麻里トーク&レクチャー
古きを温ね、新しきを知る
~西洋・東洋の工芸・骨董・建築から考える生の実質

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