2017年3月31日(金)

(3月31日まで開催中)八重洲本大賞記念 ノミネート作 全点ブックフェア 【第0回】テーマ:「未来」

logo_yaesu2情報があふれる今だからこそ、「本」で読みたいものがあります。
一つのキーワードを手掛かりに、既存のジャンルには収まりきらない「すごい本」を発掘し、もっと多くの方に読んでいただきたい!と誕生したのが「八重洲本大賞」です。
第0回のテーマは「未来」。
全点ブックフェアでは、科学はもちろん小説、ビジネス、社会科学から絵本までバラエティ豊かな選りすぐりのノミネート作品を、気迫のこもったコメントPOP付で一堂に集め、実際に手に取っていただけるまたとない機会です。
また、フェア期間中に対象書籍をお買い上げのお客様にはご希望で「記念冊子」を進呈いたします。
是非この機会に、「八重洲本大賞」ブックフェアにお立ち寄りくださいませ。

【大賞受賞2作品】

『<インターネット>の次に来るもの  未来を決める12の法則』
ケヴィン・ケリー(著) NHK出版 2016年刊 ISBN:9784140817049

極論すれば「人間の存在とは?」という問いを突きつけられたような感じです。注目を集めるAI、IoT、ブロックチェーンなどの先端テクノロジーについて、ケヴィン・ケリー氏の独自の分析や展望も大いに一読の価値があります。しかしそれだけではなく「今後、人間がテクノロジーとどう向きあっていくのか?」という問いから派生し、「人間の存在」を再考させる読み応えがあります。自分ごとになる近未来がリアルに語られています!
技術料論社 御園生成一さん・選

50年前の「鉄腕アトム」の世界がいま現実となっているなか、テクノロジーの進化はますます速くなっています。インターネットが私たちの生活を大きく変えたように、近い将来何が起こり、何が当たり前にになっているのか。そんな期待と可能性を強く感じます。
東洋経済新報社 板垣京治さん・選

『生命、エネルギー、進化』 
ニック・レーン(著) みすず書房 2016年刊 ISBN:9784622085348

前作『ミトコンドリアが進化を~』のスケールを凌ぐ快作。生命の誕生と進化を、「原始のスープ」や「DNA」の観点ではなく、プロトン勾配という生命活動の本質を地学的環境とそのエネルギーの観点から解き明かして生命進化のプロセスをなぞった。細かい化学式等を使っていないので読みやすい点も良い。
八重洲ブックセンター社長 山﨑厚男・選

この本を読まずに死ななくてよかったと思える、数少ない本のひとつだと断言できます。約40億年前、無機物から生命がどうやって生まれたのか。そのあと複雑な進化を遂げた生物と、単純なまま生き続けた細菌のちがいはどこにあるのか。スケールの大きな視点から、私たち生命の本質について問い、語る科学読み物です。ハードな内容ですが、最後まで読み切ることができれば、きっとそれまでとは人間の見方が変わるはず。
みすず書房 河波雄大さん・選

その他、ノミネート作品はこちら

日時:2017年3月1日 (水) 〜 2017年3月31日 (金)
会場:本店 1F 特設コーナー

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