2017年4月13日(木)

~この町から見える、これからの日本の課題について~ 『貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死』(中央公論新社)発刊記念 白波瀬達也さんト-クイベント

【隆祥館書店】
今回は、「さとにきたらええやん」という「こどもの里」を舞台にした映画でも話題になった街。この大阪市西成区に位置する釜ヶ崎ともよばれるあいりん地区は、一般的には日雇労働者の町として知られ、近年、急速な高齢化によって「福祉の町」と呼ばれるようになっています。

脆弱な住宅環境、生活保護受給者の増加、社会的孤立の広がり、身寄りのない最期など、あいりん地区は他の地域に先んじて多くの課題が顕在化しています。

2012年から大阪市・大阪府は、この地域の衰退状況を克服するために、一丸となって再開発を急速に進めています。それによって町がどのように変わっていくのか、今後の展開に注目が集まっています。

「貧困の地域集中とその対策」に焦点を当て、あいりん地区の歴史と現在を幅広い視点から取り上げたコミュニティ論ともいえるこの本「貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死」を上梓された白波瀬達也さんと、この町から見えてくるこれからの日本の課題についてお話できたらと思います。

ぜひご参加下さい。

白波瀬達也(しらはせ・たつや)
1979年京都府生まれ。関西学院大学社会学部准教授。社会学博士。
専門社会調査士。社会福祉士。
2007年から2013年にかけて地域福祉施設「西成市民館」でソーシャルワーカーとして活動。専門は福祉社会学・宗教社会学・質的調査法。論文「あいりん地域における居住支援――ホームレス支援の新たな展開と課題」が2016年度日本都市社会学若手奨励賞を受賞。
著書に『宗教の社会貢献を問い直す』(ナカニシヤ出版)、共著に『ホームレス・スタディーズ』(ミネルヴァ書房)、『宗教と社会のフロンティア』(勁草書房)、『釜ヶ崎のススメ』(洛北出版)などがある。

開催日:平成29年4月13日  木曜日
時 間:18:30開場   19:00開演
会 場:隆祥館書店5階 多目的ホ-ル
参加費:1,000円+本代『貧困と地域』840円
当日の場合:1,500円+『貧困と地域』840円
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

振込先
三井住友銀行上町支店  (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン

申込み・お問合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4
地下鉄  谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメ-ル:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店
後援:中央公論新社

イベント情報の詳細はこちら