青年コランは美しいクロエと恋に落ち、結婚する。しかしクロエは肺の中に睡蓮が生長する奇妙な病気にかかってしまう……。愉快な青春の季節の果てに訪れる、荒廃と喪失の光景を前にして立ち尽くす者の姿を、このうえなく悲痛に、美しく描き切ったラブストーリー。
ヴィアン×野崎歓。”最高のセッション”で自信を持ってお贈りする、古典新訳文庫の『うたかたの日々』。マルチな才能を発揮したヴィアンの代表作であり、その強烈な個性が鮮やかに甦った新訳です。
翻訳者の野崎歓さんをお招きして、新訳の読みどころをじっくりとお聞きします。
光文社古典新訳文庫が紀伊國屋書店電子書店KINOPPYとコラボレーションして開始するReaders Club読書会(Readin Session)第二弾です。
○日時:2014年11月21日(金) 18:30~ (開場18:15)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:45名 ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
○参加費:無料
○参加整方法:
2014年11月6日(木)午前10:00時より
2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
ご予約・問い合わせ:2階直通 03-3354-5702
○お問い合わせ・ご予約 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702
★当店に繋がる他の電話番号におかけになられても、ご予約は承れませんのでご注意下さい。
*イベントは1時間30分~2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には野崎先生の著作・翻訳書にサインをお入れします。
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
野崎歓(のざき・かん)
1959年生まれ。東京大学文学部教授。フランス文学研究のほか、映画評論、文芸評論、エッセイなど幅広く手がけている。著書に『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』『フランス小説の扉』『赤ちゃん教育』『われわれはみな外国人である―翻訳文学という日本文学』ほか。訳書に『うたかたの日々』(ヴィアン)、『ちいさな王子』(サン=テグジュペリ、以上、光文社古典新訳文庫)、『浴室』(トゥーサン)、『素粒子』(ウエルベック)、『幻滅』(バルザック、共訳)、など多数。最新の著書に『文学と映画のあいだ』(編著)、『フランス文学と愛』『翻訳教育』がある。
紀伊國屋書店 KINOPPY = 光文社古典新訳文庫 Readers Club Reading Session #2 ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』 20世紀でもっとも悲痛な恋愛小説を読む 講師:東京大学教授・翻訳家 野崎歓先生 進行:駒井 稔(光文社古典新訳文庫編集長) (2014年11月21日)