マンガ業界で市民権を得つつある、モーションコミック。
モーションコミックとは、マンガの静止画像を使って構成された動画コンテンツです。
マンガ家の描いた絵がそのまま使うことにより、マンガ本来の魅力を伝えつつ、動画にすることにより、日本のマンガの読み方に慣れていない海外でもマンガの世界を気軽に楽しめる可能性を秘めています。
今回のトークでは、
モーションコミックの現状や可能性について、
3者の視点から明らかにしていきます。
プロフィール
杉井ギサブロー
1940年静岡県生まれ。アニメーション映画監督。
東映動画にアニメーターとして入社し、後に虫プロ創立に参加。
「鉄腕アトム」演出、「悟空の大冒険」にて初監督。「まんが日本昔ばなし」「キャプテン翼」ほか多数の作品を手がけ、主な監督作品に「銀河鉄道の夜」「タッチ」「あらしのよるに」などがある。2012年夏公開の宮沢賢治原作「グスコーブドリの伝記」が第16回メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞。京都精華大学ではアニメーションの「動学」「映像言語」の研究をもとに、「原論」「演出論」の講義を行っている。
佐渡島庸平
株式会社コルク
代表取締役社長
2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを設立。現在、『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『テンプリズム』(曽田正人)、『インベスターZ』(三田紀房)の編集に携わっている。
撮影:神戸健太朗
増子貴志
株式会社シフトワン メディアビジネス部 部長
山内康裕
1979年生。法政大学イノベーションマネジメント研究科修了(MBA in accounting)。20歳から仕事や勉強の傍らマンガ業界の研究を始め、2009年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し代表を務める。イベント・ワークショップ・デザイン・執筆・選書(「このマンガがすごい!」等)を手がける。また、2010年にはマンガ関連の企画会社「レインボーバード合同会社」を設立し、マンガに関連した施設・展示・販促・商品等のコンテンツプロデュース・キュレーション・プランニング業務を提供している。「DOTPLACE」にて『マンガは拡張する』を連載中。「立川まんがぱーく」コミュニケーションプランナー、「NPO法人グリーンズ」監事、「Yamauchi Accounting Office」税理士も務める。
出演 _ 杉井ギサブロー(アニメーション映画監督)
佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役社長)
増子貴志(株式会社シフトワン メディアビジネス部 部長)
山内康裕(マンガナイト)
時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order