2017年6月12日(月)

雪朱里 × 鳥海修「描き文字の魅力と書体のデザイン」『描き文字のデザイン』(グラフィック社)刊行記念

logo_bb100日本を代表する明治・大正・昭和生まれの匠たち45人の「描き文字(図案文字)」を、800点以上の図版とともに徹底的に紹介した『描き文字のデザイン』。時代を経てもなお愛され続けるすばらしい描き文字の数々を、作家の人物解説とともに、生年順にまとめた、描き文字本の決定版です。
今回は、この本の刊行を記念して、書体デザインの第一人者である鳥海 修さんをゲストにお迎えし、著者の雪 朱里さんとのトークを行ないます。
38年にわたり理想の書体を追い求めてきた鳥海さんが、描き文字を見て思うことは? 過去のすばらしい描き文字仕事を調べあげ、本書を著した雪 朱里さんと、書体デザインという形で文字に携わり続けてきた鳥海 修さん、それぞれの立場から、描き文字の魅力を語り尽くすトークイベント。ぜひお越しください。

雪 朱里
ライター、編集者。1971年生まれ。武蔵大学人文学部日本文化学科卒業。写植からDTPへの移行期に印刷会社に在籍後、専門誌編集長を経て、2000年よりフリーランス。文字、デザイン、印刷などの分野を中心に取材執筆活動を行なっている。2011年より『デザインのひきだし』レギュラー編集者。著書に『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(グラフィック社)、『文字をつくる 9人の書体デザイナー』(誠文堂新光社)、一部執筆に『一〇〇年目の書体づくり―「秀英体 平成の大改刻」の記録』(DNPアートコミュニケーションズ)、編集担当書籍に小塚昌彦『ぼくのつくった書体の話』(グラフィック社)などがある。

鳥海 修
書体設計士。1955年山形県生まれ。多摩美術大学卒業。79年株式会社写研入社。89年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。現在、同社 代表取締役。大日本スクリーン製造株式会社のヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方で自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝 体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100書体以上の書体開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔顕彰、ヒラギノシリーズで2005年にグッド デザイン賞、2008年に東京TDCタイプデザイン賞を受賞。京都精華大学特任教授。著書に『文字を作る仕事』(晶文社)がある。

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時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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