2017年6月21日(水)

木村衣有子 × 鳥井弘文「小さなメディアの営み」『のんべえ春秋 どこでもビール号』刊行記念

logo_bb100お酒ミニコミ『のんべえ春秋』のモットーは「酔った上での武勇伝を競うわけでもなく、たしなむ程度と腰が引けてもいない、ちょうどいい塩梅」です。

2012年に創刊した『のんべえ春秋』は、今年5月には2年半ぶりに、5号目「どこでもビール号」を発行しました。こちらは、文筆家の木村衣有子さんがひとりで書き、写真を撮り、編集し、注文取り、梱包、出荷まで手がけています。

雑誌や新聞への寄稿などは、すでに輪郭の定まったメディアの一角に色を塗るような仕事です。出版社と組んでおこなう単行本の書き下ろしは、自由にできるようでいて、しかし版元のカラーをいつもどこかで意識しているし、完成した本を自分の裁量で売れないことは、気楽でもあるし、もどかしくもある、と木村さんは考えるそうです。

自分自身の采配で、自分自身の責任で小さいながらもメディアをつくり続けることは「自由」の範疇を再確認することでもある(木村さん)

そこで、そんな「小さなメディアの営み」について、木村さんにお話いただきます。

ゲストには、これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営するWasei代表で、木村さんの飲み友だちでもある鳥井弘文さんをお招きします。

お楽しみに!

【出演者プロフィール」
木村衣有子(きむら・ゆうこ)
文筆家。1975年、栃木生まれ。立命館大学産業社会学部卒。在学中に『恵文社一乗寺店』でのアルバイトを経験。卒業後『喫茶ソワレ』でウェイトレスをしながら、コーヒーとフランスのミニコミ『マリー=マドレーヌ』を刊行。2001年に初の著書『京都カフェ案内』(平凡社)を上梓したのち上京。2016年春より東京と福島を行き来する暮らし。のんべえによるのんべえのためのミニコミ『のんべえ春秋』編集発行人。著書は『はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記』(亜紀書房)『銀座ウエストのひみつ』 (京阪神エルマガジン社)『もの食う本』(ちくま文庫)『コッペパンの本』『コーヒーゼリーの時間』(産業編集センター)など20冊をこえる。

鳥井弘文(とりい・ひろふみ)
株式会社Wasei代表。1988年、北海道生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。大学卒業後、中国・北京へ渡り日系ITベンチャー企業に勤務し、中国版Twitterと呼ばれる微博(ウェイボー)を中心とした日本企業の中国国内PRに携わる。帰国後は、新しい時代の生き方やライフスタイルを提案するブログ「隠居系男子」を運営開始。半年で月間25万PVを達成し、現在はBLOGOSとFashionsnap.comにも転載中。2014年9月に起業し、株式会社Waseiを設立。これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営している。

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時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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