2017年7月25日(火)

『あわいの時代の『論語』――ヒューマンVer.2.0』刊行記念 安田 登さん × ドミニク・チェンさん トーク&サイン会

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『論 語』 と シンギュラリティ

「君子」とはどんな人なのか?「仁」の境地に達するには?――究極の温故知新がここに!
AI等の急速な進歩によって、“文字の誕生”に匹敵する「シンギュラリティ:(技術的)特異点」がやってくると言われている。
そもそも人類は、文字を脳の外部記憶装置として活用し、脳に余白を作り出すことで、さまざまな精神活動を発展させてきた。「心」もそのひとつであり、孔子の時代(前500年頃)に大きく新たなシンギュラリティを迎えようとしている現代は、孔子が生きた時代に次ぐ「あわいの時代」であり、必要とされているのが『論語』である。
孔子は『論語』の中で「君子」になる方法を論じ、その終着点として「仁」の境地を説いたと言われるが、その真の教えはいまだ謎に包まれている。甲骨文字や金文など、漢字の起源にまで遡って「君子」や「仁」に込められた真の意味を探る。『論語』は、「心」にどう対処したら良いか、「心」の存在を乗り越えるにはどうしたらよいか、ということに焦点が当てられて書かれており、孔子という稀代の天才によって記された、まさに「“心”の指南書」だったのである!

プロフィール
安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。
著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(春秋社)『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能 ワキという存在』(ちくま文庫)『あわいの力』(ミシマ社)『日本人の身体』(ちくま新書)など多数。

ドミニク・チェン(DOMINIQUE CHEN)
博士(学際情報学)、早稲田大学文学学術院・准教授。ネット上の著作権を柔軟にするクリエイティブ・コモンズ運動の推進や、オンラインコミュニティの開発を行う株式会社ディヴィデュアルの経営に携わり、現在は主にウェルビーイングを促進する情報技術、生命性の情報的な定義の研究を行う。
主な著書に『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック:クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)など。訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』(NTT出版)など。
最新刊に松岡正剛氏との対談集『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社)がある。

開催日時:2017年7月25日(火) 19時00分~(開場18時30分)
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:参加費 500円(要予約)

参加ご希望の方は店頭または電話にて、『安田さん×ドミニク・チェンさんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さるか、『お申込みはこちら』のリンク先専用応募フォームからお申込み下さい。イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
電話番号: 03-3291-5181

※当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。
※6階には待機場所を設けておりません。開場時間前に6階へお上がりいただくことはご遠慮ください。
※会場内の書籍販売は現金のみの対応となっております。ポイント対象外となりますのでご了承ください。
※やむを得ずキャンセルされる場合は、お手数ではございますが電話かメールにてご連絡いただきますようお願い申し上げます。

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