2017年8月4日(金)

島田雅彦 × 松浦寿輝「AIは人類との共生の夢を見るか?」『カタストロフ・マニア』(新潮社)刊行記念

logo_bb100島田雅彦さんの新刊『カタストロフ・マニア』は、2036年を舞台にした近未来SF。
「太陽のしゃっくり」を引き金に原発危機、感染症の蔓延、ライフライン停止が同時発生した絶体絶命の状況下で、人類がいかに生き延びうるかを描く、スリリングな長篇小説です。

物語の後半ではAIが登場し、人類との覇権争いが行われる――という怒涛の展開が待ち受けていますが、本作をめぐって『名誉と恍惚』が話題沸騰中の松浦寿輝さんとの対談が実現!

松浦さんも短篇「BB/PP」で我々の隣人としてのAIの姿を描きましたが、文学者の目に、昨今巷を賑わせる「シンギュラリティ」の問題はどう見えているのでしょうか。

公開トークイベントは初というお二人による、貴重な対話の場をお見逃しなく!!

■出演
島田雅彦(しまだ・まさひこ)
1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、2016年『虚人の星』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。『天国が降ってくる』『僕は模造人間』『彗星の住人』『美しい魂』『エトロフの恋』『おことば』『フランシスコ・X』『佳人の奇遇』『徒然王子』『悪貨』『ニッチを探して』など、著書多数。

松浦寿輝(まつうら・ひさき)
1954年、東京都生まれ。東京大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。パリ第III大学にて博士号(文学)を、東京大学にて博士号(学術)を取得。詩集に『冬の本』(高見順賞)、『吃水都市』(萩原朔太郎賞)、『afterward』(鮎川信夫賞)、小説に『花腐し』(芥川龍之介賞)、『半島』(読売文学賞)、『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』、エセー・評論に『折口信夫論』(三島由紀夫賞)、『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)、『知の庭園 一九世紀パリの空間装置』(芸術選奨文部大臣賞)、『明治の表象空間』(毎日芸術賞)など。

■時間
20:00~22:00 (19:30開場)

■場所
本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

■入場料
1500yen + 1 drink order

チケットのご予約はこちら

イベント情報の詳細はこちら