一冊の本には、その作家の体験と結びつき、そこからしか生まれてこなかったことばがある。そんなことばの源に遡り、そこで見える景色について描かれた絵。
Title・辻山良雄が十数冊の本とその中の一節を選び、nakabanがそこから絵を描いた。もう一つの、ことばの景色。ふたたび。
展示作品(抜粋) J.D.サリンジャー『フラニーとズーイ』/ ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』/ カフカ『城』 / フォークナー『八月の光』 / 宮沢賢治『注文の多い料理店』 / 村上春樹『1973年のピンボール』 / マーシャ・ワイズ・ブラウン『おやすみなさいおつきさま』……and more
■開催日
2017年8月26日(土)~ 2017年9月4日(月)
■時間
12:00 – 21:00 水曜・第三火曜日休み
*イベント開催日(8月29日)は18:00にて終了
■場所
Title2階ギャラリー
nakaban
なかばん|画家。1974年、広島県生まれ。広島県在住。
旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、印刷物の挿絵、絵本、映像作品を発表する傍ら、音楽家のトウヤマタケオと『ランテルナムジカ』を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。’13年には新潮社「とんぼの本」のロゴマークを制作。主な作品に絵本『よるのむこう』(白泉社)、『みずいろのぞう』(ほるぷ出版)、『ないた赤おに』(浜田廣介作/集英社)、『フランドン農学校の豚』(宮沢賢治作/ミキハウス)など。Titleのロゴもnakabanによるもの。