「保育園落ちた日本死ね」が昨年の流行語になり、「イクメンブルー」や「ワンオペ育児」が話題になるなど、日本の育児を取り巻く厳しさが日々メディアを賑わせています。
そんな中、ホストの経験と一人きりでの育児経験を持つ作家の海猫沢めろんさんが、ホストがITの力を借りて男性たちだけで育児に挑戦する新作小説『キッズファイヤー・ドットコム』を刊行し、さらに「イクメン三種の神器SSD」や「徴父制」を提言して大きな話題になりました。
この本の刊行を記念して、単行本の装画を描き下ろした漫画家の鳥飼茜さんと、作中に「荻窪リキ」として登場している評論家の荻上チキさんをお招きして、ともに子育て中の3人が、育児をテーマにした創作や、ITが日本の育児を変える可能性、育児に本当に必要なことは何か、などなど、赤裸々に語り合います。
【出演者プロフィール】
海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)
1975年、大阪府大阪市生まれ。兵庫県姫路市育ち。作家。ホスト、DTPデザイナー、放送作家など様々な職業を経て2004年『左巻キ式ラストリゾート』でデビュー。各文芸誌で執筆を始め、『愛についての感じ』で第33回野間文芸新人賞の最終候補に選ばれる。著書に『零式』『全滅脳フューチャー!!!』『ニコニコ時給800円』『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』『夏の方舟』などがある。
鳥飼茜(とりかい・あかね)
1981年、大阪府生まれ。漫画家。2004年「別冊少女フレンドDXジュリエット」でデビュー。現在、「モーニング・ツー」で『先生の白い噓』、「週刊SPA!」で『ロマンス暴風域』、「メイビー!」で『前略、前進の君』、「ダ・ヴィンチ」で『マンダリン・ジプシーキャットの籠城』を連載中。著書に『おはようおかえり』『おんなのいえ』『地獄のガールフレンド』などがある。
荻上チキ(おぎうえ・ちき)
1981年、兵庫県生まれ。評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。社会学者・芹沢一也、経済学者・飯田泰之と共に株式会社シノドスを設立。メールマガジン「αシノドス」、ニュースサイト「シノドス」編集長。TBSラジオ「荻上チキ・Session‐22」パーソナリティ 。著書に『ウェブ炎上』『ネットいじめ』『彼女たちの売春』『災害支援手帖』などがある。
時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order