【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2017年09月22日(金) 19:30〜
いまや世界人口の半分以上が都市に住んでいます。
そして、都市に住む人の割合は今後ともますます増えていくものを予想されています。
こうした中、都市の中に自然を再生して、それを積極的に都市経営に生かしていこうという試みが世界中で始まっています。
たとえばニューヨークでは下水があふれるのを防ぐために、歩道や屋上などに水をトラップするための緑地を数多く整備しているほか、気候変動による海面上昇対策にも公園がその役割を果たそうとしています。
鉄道跡地の産業遺産も公園に生まれ変わり今では人気の観地になりました。
シンガポールでは、狭い国土に降った水をなるべく有効に利用するために、公有地だけでなく民間開発でも緑地がどんどん作られています。
日本でも、消滅可能性都市といわれた豊島区の池袋で南池袋公園など新しい考え方の公園が整備され、地域の新しい魅力作りに貢献しています。
世界の大都市で同時多発的に進む、こうした動きをご紹介します。
【講師紹介】
●古田尚也(ふるた なおや)
大正大学地域構想研究所教授。スイスに本部を置くIUCN(国際自然保護連合)の日本連絡事務所代表も務める。三菱総合研究所を経て2015年から現職。環境政策、特に生物多様性に関する国際政策を専門とする。東日本大震災後は、生態系を基盤とした防災減災(Eco-DRR)やグリーンインフラに関する国内外の政策推進に中心的に携わる。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程単位取得退学。
●渡邊直樹(わたなべ なおき)
1951年、東京都大塚に生まれる。幼稚園は池袋幼稚園。東京大学文学部卒業。専攻は宗教学。平凡社にて「太陽」を編集。その後、「ドリブ」、「SPA!」、「PANJA」、「週刊アスキー」、「婦人公論」などの編集長を歴任。2004年、大正大学文学部(後に表現学部)教授に。
『宗教と現代がわかる本』の編集長としても2016年まで10冊を刊行。2015年9月、『地域人』創刊、編集長に。
■出演
古田 尚也(IUCN日本リエゾンオフィスコーディネーター大正大学地域構想研究所教授)
渡邊 直樹(『地域人』編集長 大正大学客員教授)
■時間
19:00開場
19:30開演
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)