毎月、今注目のクリエイターをご紹介している箱の様な本棚<BOOK BOX>。
今月はアーティストの鈴木康広氏。
何気ない自然現象を見つめ直し、新たな感覚で翻訳した作品を制作している鈴木氏。
作品の題材は日常の中にあっても独自の視点がそこに加わると、当たり前に存在していたものに新たな発見が生じます。
その瞬間の驚きが痛快で、思わず微笑んでしまうこともあるでしょう。
フェアのスタートと同じ時期に、彫刻の森美術館では「鈴木康広 始まりの庭」が開催されます。(2017年8月5日から2018年2月25日まで)
新作を含む66点の作品が出展される展示に合わせ、 本企画では鈴木氏の作品のご紹介と福永紙工との協働プロジェクト「MABATAKINOTE」オリジナルアイテムの販売を行います。
鈴木氏の”見立て”を巧みに具現化した作品の前で暫し立ち止まって、
「?」を「!」に変える発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【プロフィール】
鈴木 康広 (すずき・やすひろ)
1979年静岡県浜松市生まれ。2001年東京造形大学デザイン学科卒。
日常のふとした発見をモティーフに、誰もが知っているものを新鮮な感覚で捉え直す作品を制作。国内外の展覧会をはじめ、パブリックスペースのコミッションワーク、 大学の研究機関や企業とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。代表作に《ファスナーの船》《まばたきの葉》《空気の人》など。 2014年には水戸芸術館にて個展を開催、金沢21世紀美術館で「鈴木康広『見立て』の実験室」を開催。 2016年、「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」に日本代表として公式参加。
2014毎日デザイン賞受賞。作品集に『まばたきとはばたき』『近所の地球』(ともに青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』(ブロンズ新社)がある。現在、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、
東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室客員研究員。
■会期
2017年08月05日(土) – 2017年08月31日(木)
■時間
7:00~翌2:00(営業時間)
■場所
渋谷区猿楽町17-5
蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア
■主催
代官山 蔦屋書店
■共催・協力
福永紙工株式会社
箱根 彫刻の森美術館
■問い合わせ先
03-3770-2525