六平 直政(俳優)
新藤 風(映画監督)
2015年は終戦、原爆投下から70年。広島で生まれた新藤兼人の映像作品や文章には、戦争体験・原爆と核、さらには母への愛や高齢化社会への思いが強く込められています。
2012年に100歳で亡くなる直前まで脚本を執筆していたという巨人・新藤兼人。
6本の映画出演で「現場の新藤兼人」を知る六平直政さんと、孫として「人間・新藤兼人」に接した新藤風さんが、「私たちに遺したもの」について語ります。
◆講師紹介◆
・六平 直政(むさか なおまさ)
1954年東京都生まれ。武蔵野美大彫刻科卒業。同大大学院修士課程中退。劇団状況劇場を経て、新宿梁山泊の旗揚げに参加する。現在では特徴的な風貌で映画・舞台・テレビドラマと様々な役柄をこなす個性的俳優として多数出演している。新藤兼人の作品としては、「生きたい」(1999年)「三文役者」(2000年)「ふくろう」(2004年)「石内尋常高等小学校-花は散れども-」(2008年)「一枚のハガキ」(2011年)の監督作品と、脚本の「おもちゃ」(1999年)の計6本に出演している。他の映画出演作には「シコふんじゃった」(周防正行監督)「忠臣蔵外伝 四谷怪談」(深作欣二監督)「スーパーの女」(伊丹十三監督)「ヤクザガール」(セルゲイ・ボドルフ監督)「花の生涯~梅蘭芳~」(陳凱歌監督)などがある。現在、BS-TBSで毎週金曜日の22時より放送の「THE歴史列伝」ではMCも務めている。
・新藤 風(しんどう かぜ)
1976年生まれ。神奈川県出身。日本映画学校映像科(撮影照明コース)卒業。家族には祖父・新藤兼人(映画監督・脚本家)、家人・乙羽信子(女優)、父・新藤次郎(プロデューサー)、兄・新藤力也(プロレス団体DDTリングアナウンサー)がいる。1998年日本映画学校在学中の二十歳で、テレビ東京「ドキュメンタリー人間劇場」「おじいちゃん」で演出デビュー。その後、映画「ナビィの恋」(中江祐司監督)「三文役者」(新藤兼人監督)等の助監督を経て、2000年フジテレビ「つんくタウン」のオーディションに合格し、映画「LOVE/JUICE」(脚本・監督)にて激映画デビュー。同作にてベルリン国際映画祭新人監督賞など多数受賞。2005年映画「転がれ!たま子」(監督)以後は、祖父・新藤兼人と共に暮らし、新藤兼人監督作の「石内尋常高等小学校-花は散れども-」(監督健康管理)、2011年「一枚のハガキ」(監督補佐)として2012年5月29日100歳で亡くなるまで公私共に支えた。
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
トークイベント「スクリーンの向こうに 新藤兼人の遺したもの」発刊記念 新藤兼人の遺したもの