こんにちは、スタッフの川代です。
恥ずかしながら、毎週日曜日の朝に、ファナティック読書会に参加するのに、少し尻込みしてしまっていました。いつも行こうとは思うのだけれど。
日曜に早起きできないというのもあったのですが、私にはファナティックに本を紹介するだけの自信がなかったのです。
というのも、ファナティック読書会に集まるお客様たちのお話をきいていると、とにかく熱いのです。本当にその本が好きなんだなということが伝わってくる。そして読書会が終わったその瞬間には、本が読みたくて読みたくて仕方なくなる。本当にとても魅力的に本を語り、それに関連する自分の世界観を語り、人生を語ります。
ファナティック読書会に集まる人々は、ただわいわいと本について話すだけでなく、ファナティックに本を語り合うという行為を通して、人生の選択肢を増やしているのです。
正直言って、今の私には本当に熱く語れるほど熱狂的に好きなものがありません。
本を読むのはたしかにとても好きですが、偏りがあります。直感的に面白そうと思ったもの、あるいはそのとき人からきいていいなと思ったものを手に取って読む。最後まで読んで、あー面白かったなーと思って、気に入った台詞を少しメモしてまた本棚へ戻す。
けれど本当に本好きな人たちというのは、それだけでなくて、どこがどう好きなのか、なぜ好きなのか、何が面白いのか、といった部分を全部説明してくれます。その本を通して自分がどうなったかも。一冊の本から最大限、面白さを吸収しているのです。
それはどうしてなのか？
ただぼんやりと本を読むだけではだめなのか？
本当に身に付く読書っていったい何？
そもそも何のために本を読むの？
そんな疑問がどんどん浮かんできてしまいました。
さて、今回、店主の三浦から、ファナティックマスターになる権利を与えられました。
「なんでも自分の好きなテーマでやっていい」とのこと。
それならどうしよう？と思いました。
大好きな児童書や絵本をテーマにしようかとも考えました。
どんでん返し本や、村上春樹ファナティックにしようかとも考えました。
でも、せっかく何をしてもいいのなら、いっそのこと、「本っていったい何？」「自分にとってのベストな読書ってなんだろう？」とずっとぐるぐると考えていた疑問を、本好きのみなさんと話し合いたいと思います！
今回は、自分にとって「最も熱く語れる本」を一冊お持ちください。他に関連する書籍をお持ちくださっても大丈夫です。
そこから、なぜその本を熱く語れるのか？自分はその本をどのように読んできたか？ということを深堀していきたいと思います。
ファナティック読書会がファナティックたる本当の所以を探っていきたいと思います。いつもとは少し毛色が変わってくるのですが、熱く語り合う2時間ということには何も変わりありません。
そして今回も店主三浦も参加いたします！そして、今回のファナティック読書会からいよいよ、ニコニコ生放送の配信もスタートいたします。
本屋で「本」とは何かを語り合い、世界を広げましょう！
【概要】
日時：12月14日（日）
8：45 開場・受付開始
9：00 ファナティック読書会開始
＊ニコニコ生放送でも配信いたしますが、ぜひ、来られる方は店にお越しくださいね。
定員：何人でも受け入れます！
参加費：500円＋1ドリンク
場所：天狼院書店「東京天狼院」
今回のファナティックマスター：川代紗生（持参本：パトリック・ジュースキント著「香水」）
【ファナティック読書会について】
ファナティック読書会とは、大好きな本を「ファナティック（熱狂的）」に紹介していただく、天狼院書店オリジナルの読書会です。
思う存分、お好きな本をご紹介ください。
それについて、語ってください。
ジャンルは問いません。
制限時間もありません。（＊あんまり長いとマスターに切られますが笑）
戦いでもありませんので、お気軽に参加ください。
一度参加すると、はまると思います。
