ラテンアメリカ文学の新たな旗手として国際的に名声を高めつつあった矢先、50歳の若さで没したチリの作家ロベルト・ボラーニョ(1953-2003)。その没後10年となる2013年8月、第一回配本『売女の人殺し』を皮切りに、《ボラーニョ・コレクション》全8巻の刊行がスタートしました。
『野生の探偵たち』『2666』の二大長篇を除く短篇集、中・長篇小説からなる本コレクションの最終巻を飾るのは、後期を代表する中篇小説『チリ夜想曲』です。
同書の刊行と本コレクションの完結を記念し、訳者の野谷文昭さんと、巻末の解説を執筆いただいた作家・翻訳家の小野正嗣さんに、《ボラーニョ・コレクション》全体を振り返りながら、各作品にひそむ謎と魅力について存分に語っていただきます。
日 時◆2017年9月25日(月) 19:00開演/18:45開場
会 場◆紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
参加料◆500円
受 付◆9月6日(水)午前10時より店頭またはお電話にてご予約を受付いたします。(先着50名様)
ご予約電話番号:03-3354-5702
新宿本店2階売場直通(10:00~21:00)
※当店に繋がる他の電話番号にかけられてもご予約は承れませんのでご注意下さい。
※間違い電話が頻発しています。上記の電話番号を今一度お確かめの上お掛け下さい。
※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
【プロフィール】
野谷文昭(のや・ふみあき)
名古屋外国語大学外国語学部教授、東京大学名誉教授。東京外国語大学外国語学研究科修士課程修了。主な訳書にガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』、ボルヘス『七つの夜』、プイグ『蜘蛛女のキス』、パス『鷲か太陽か?』、コルタサル『愛しのグレンダ』、ボラーニョ『アメリカ大陸のナチ文学』、共訳書にガルシア=マルケス『12の遍歴の物語』、ガルシア=モラレス『エル・スール』、ボラーニョ『2666』等。著書に『マジカル・ラテン・ミステリー・ツアー』、『ラテンにキスせよ』、『越境するラテンアメリカ』等がある。
小野正嗣(おの・まさつぐ)
作家、立教大学文学部文芸思想専修教授。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。マリーズ・コンデを論じた博士論文でパリ第8大学Ph.D。2001年、「水に埋もれる墓」で第12回朝日新人文学賞受賞。2002年、「にぎやかな湾に背負われた船」で第15回三島由紀夫賞受賞。2015年「九年前の祈り」で第152回芥川賞受賞。他の著書に『森のはずれで』、『線路と川と母のまじわるところ』、『浦からマグノリアの庭へ』、『夜よりも大きい』、『獅子渡り鼻』、『水死人の帰還』など。
◆注意事項◆
・参加料500円はイベント当日、会場にてお支払いいただきます。(お支払い方法は現金のみとさせていただきます)
・イベント会場は自由席となります。開場時間よりご入場いただいた方からお好きな席にお座りいただけます。
・イベント会場での撮影・録音は固くお断りします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
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