2017年10月31日(火)

金子 遊『ドキュメンタリー映画術』(論創社)刊行記念「ドキュメンタリー映画の魅力と撮り方」

【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2017年10月31日(火) 19:30〜

羽仁進、羽田澄子、大津幸四郎、鎌仲ひとみ、綿井健陽ら10人のドキュメンタリー映画人のインタビューから、社会と対峙する「匠の技」を伝える金子遊の新著『ドキュメンタリー映画術』。
9・11から3・11の時代、ヨーロッパの移民問題からテロ、安保法制から北朝鮮のミサイル問題へといたる時期に書かれた鋭利な論考によって、「ドキュメンタリー映画がいま撮られている場」をあぶり出す1冊にもなっています。
本イベントでは、映画監督で作家の森達也氏を迎えて、岩波映画の時代から小川・土本の時代、テレビ・ドキュメンタリーと自主製作映画、ジャーナリズムとドキュメンタリーのちがいなど、その表現をめぐる方法論についてトークします。
森氏の著書『ドキュメンタリーは嘘をつく』(05年)から10年以上が経過し、現在ドキュメンタリーの世界で何が起きているのか、その表現を更新していく可能性がどこにあるのかを考えます。

【講師紹介】
金子 遊(かねこ・ゆう)
1974年、埼玉県生まれ。映像作家、批評家。慶應義塾大学ほか非常勤講師、ドキュメンタリーマガジンneoneo編集委員。
著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)、『異境の文学』(アーツアンドクラフツ)、『映像の境域』(森話社)、『ドキュメンタリー映画術』(論創社)。編著・共編に『フィルムメーカーズ』『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ)、『クリス・マルケル』『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)、『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』(河出書房新社)、『アピチャッポン・ウィーラセタクン』(フィルムアート社)など。劇場公開ドキュメンタリー映画に『ベオグラード1999』『ムネオイズム』『インペリアル』がある。

森達也(もり・たつや)
1956年、広島県生まれ。映画監督、作家。明治大学特任教授。
98年、内側から見たオウム真理教に迫ったドキュメンタリー映画『A』を発表、ベルリン映画祭に正式招待。続編『A2』は山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞をダブル受賞。
2006年、テレビ作品『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』が、日本民間放送連盟賞・特別表彰部門「放送と公共性」で優秀賞を受賞。11年には書籍『A3』が講談社ノンフィクション賞を受賞。 12年にドキュメンタリー映画『311』、16年に『FAKE』を発表。
著書に『放送禁止歌』(光文社/智恵の森文庫)、『下山事件(シモヤマ・ケース)』(新潮社)、『オカルト』(角川書店)など。近著に『同調圧力メディア』(創出版)、『不寛容な時代のポピュリズム』 (青土社)がある。

司会 志賀信夫(批評家・編集者)

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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