【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2017年11月14日(火) 19:30〜
弱冠21歳で群像新人賞により文芸批評家としてデビューした富岡幸一郎は、以来約40年、三島由紀夫の影響から保守思想、さらに近代の問題からキリスト者としても活動しています。「平和国家」といわれる日本、日本の戦後に問題意識を強く持ち、今般、西部邁氏が顧問をつとめる雑誌『表現者』に10年以上連載した論考をまとめ、『虚妄の「戦後」』(論創社)として世に問いました。また20歳年下でニュータウン世代の気鋭の批評家、浜崎洋介は戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、中上健次、ロレンス、ピケティなどの思索を進め、「政治と文学」という問題を深く捉えています。そして、『反戦後論』(文藝春秋)によって戦後思想に新たな問題を提起しています。今回、この2人が「戦後」「政治と文学」を徹底して語ります。
【講師紹介】
富岡幸一郎(とみおか・こういちろう)
1957(昭和32)年生まれ。文芸批評家。関東学院大学教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。第22回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞。著書『戦後文学のアルケオロジー』(福武書店)『内村鑑三』(中公文庫) 『批評の現在』(構想社)『仮面の神学 三島由紀夫論』(構想社)『使徒的人間 カール・バルト』(講談社文芸文庫)『文芸評論集』(アーツ・アンド・クラフツ)『最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明』(同)『川端康成 魔界の文学』(岩波書店〈岩波現代全書〉)共編著・監修書多数
浜崎洋介(はまさき・ようすけ)
1978(昭和53)年生まれ。文芸批評家、日本大学非常勤講師。日本大学芸術学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。著書『福田恆存 思想の〈かたち〉―イロニー・演戯・言葉』(新曜社)。共著に『アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評』(北樹出版)。編著:福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』(共に文春学藝ライブラリー)など。近著に今年5月刊行された『反戦後論』(文藝春秋)。
○司会 志賀信夫(批評家・編集者)
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
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