2017年11月10日(金)

表象文化論学会協賛『歴史の総合者として』(幻戯書房)刊行記念 歴史の総合者とは何か? 「批評家・大西巨人」

【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2017年11月10日(金) 19:30〜

大長篇小説『神聖喜劇』で名高い小説家の大西巨人は、敗戦直後、批評家として出発しました。
卓越した読み手の存在を世間に印象づける書評、映画評を世に問い、晩年に至るまで、小説執筆と並行して優れた批評を続々と発表。
志賀直哉批判、ハンセン病問題、「神聖な義務」論争に象徴される障がい者の権利に関する発言、「俗情との結託」批判等々、同時代の社会・文学状況に対して鋭利な問題提起を重ねてきました。
今回大西巨人の単行本未収録の批評文を集成した本書の刊行を期に、表象文化論学会協賛のもと、大西巨人研究の最前線において「批評家・大西巨人」の仕事を改めて再考、今日的な問題提起の数々に応答を試みる、異例の学術トークショーを開催いたします。
哲学者の國分功一郎(高崎経済大学)さん司会進行のもと、本書の編者で、大西巨人の研究者である山口直孝さん(二松学舎大学)と橋本あゆみさん、大西巨人についての評論書も執筆している石橋正孝さん(立教大学)の3名の発表者が登壇。
白熱するアカデミックな議論にご期待ください!

【講師紹介】
山口 直孝(やまぐち ただよし)
二松學舍大学文学部教授。専門は日本近代小説。編集協力に『日本人論争 大西巨人回想』、論文に「内破のコミュニズム――大西巨人『神聖喜劇』の基底思考」など。

橋本 あゆみ(はしもと あゆみ)
早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(現、同科研究生)。専門は大西巨人研究・戦後日本文学。論文に「『神聖喜劇』における大前田軍曹像」など。

石橋 正孝(いしばし まさたか)
立教大学観光学部交流文化学科助教。専門はフランス文学。著書に『大西巨人 闘争する秘密』、編集協力に『日本人論争 大西巨人回想』など。

國分 功一郎(こくぶん こういちろう)
高崎経済大学准教授。専門は哲学。主な著書に、『スピノザの方法』『中動態の世界』『暇と退屈の倫理学 増補版』『ドゥルーズの哲学原理』など。

★入場料はソフトドリンク代込みで1000円です。当日受付の際に、丸善池袋店1Fカウンターにてお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。ジュンク堂書店池袋本店1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。(丸善池袋店でのご予約の受付は行っておりません。ご了承くださいませ。)
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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ジュンク堂書店池袋本店
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