2015年1月23日(金)

『情報を生み出す触覚の知性』トークセッション&サイン会  著者・渡邊淳司 さん × ドミニク・チェン さん

dojin_sensho_61f情報あふれる現代社会において、私たちは情報とどのように付き合っていけばよいのでしょうか。
『情報を生み出す触覚の知性』を執筆された渡邊淳司さんは、身体的な体験をとおして情報に接することで、情報に対する想像力や感受性を高めることが可能であるとおっしゃいます。とくに、人間の感覚の中で、身体に深く根ざした触覚と情報を結びつける力を「触知性」と名づけ、その関わりをさまざまな実践の中から追求されています。
そんな渡邊さんが今回対談されるのは、「いきるためのメディア」の創造をモットーに、メディアを通じた新しいコミュニケーションの方向性を模索されているドミニク・チェンさんです。
情報〜メディア〜身体の関係について、さまざまな角度から議論していただきます。

 

※講演会終了後、会場にて書籍をご購入いただいたお客様を対象にサイン会を実施いたします。

日時 2015年1月23日 (金) 18時30分~(開場:18時00分)
会場 本店 8F ギャラリー
参加費 無料
募集人員 50名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法 申込書に必要事項をご記入の上、1階サービスカウンターにてお申込み下さいませ。申込書は同カウンターにご用意してございます。また、お電話でのお申込みも承ります。(電話:03-3281-8201)
主催 主催:八重洲ブックセンター   協賛:化学同人

《講演者紹介》

渡邊淳司

NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部主任研究員
1976年東京生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。
現在、日本電信電話株式会社(NTT)コミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部主任研究員。東京工業大学大学院総合理工学研究科連携講座准教授兼任。
視覚・触覚の知覚メカニズムに関する研究、感覚の言語表現の研究を行う。人間の知覚特性を利用したインタフェース技術を開発、展示公開するなかで人間の感覚と環境との関係性を理論と応用の両面から探求している。学会活動とともに文化庁メディア芸術祭やArs Electronica等の芸術祭においても数多くの展示を行う。

主な著書に『いきるためのメディア』(編著、春秋社)、『オノマトペ研究の射程』(分担執筆、ひつじ書房)、『コミュニケーションの科学 第1巻 言語と身体性』(分担執筆、岩波書店)がある。

 

ドミニク・チェン

株式会社ディヴィデュアル共同創業者/取締役
1981年生まれ。フランス国籍。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。
株式会社ディヴィデュアル共同創業者/取締役。
NPO法人コモンスフィア理事として、新しい著作権の仕組みの普及に努めてきた他、「いきるためのメディア」の創造をモットーに、ビジュアルコミュニケーションアプリ「Picsee」などの様々なソフトウェアやサービスの開発に携わる。また、様々な媒体でメディア論を中心とした論考を執筆。(写真◇新津保建秀)

主な著書に『インターネットを生命化する』(青土社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』(フィルムアート社)。近刊の監訳書に『みんなのビッグデータ』(NTT出版)などがある。

 

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