2017年11月26日(日)

文化系トークラジオLife 柳瀬博一 × 宮崎智之 × 安東三 from アラザル × 長谷川裕トークイベント 「都心から少し離れて〜多摩・武蔵野と国道16号」

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現在、東京の東側が注目を集めています。2020年の東京オリンピックでも、再開発の目玉として注目されるのは、東側に位置する湾岸エリアが中心です。かつて西へ西へと膨張を続けた東京は、今や反転し、都心回帰の流れが決定的になっています。

こうした流れから取り残されつつあるのが、東京の西側に位置する「多摩・武蔵野エリア」でしょう。豊かな自然や文化がありながらも、東側と比べると注目度は低く、メディアなどでも語られることが少なくなってきています。

しかし一方で、アイデンティティは衰退期にこそ立ち上がるものです。都心への集中、西高東低から東高西低へ、という流れの中で、後退しつつある東京郊外、多摩・武蔵野エリアはどんな物語を立ち上げていくべきなのか?

ということで、今回のテーマは「多摩・武蔵野」です。この議論に、「国道16号線が日本人を作った」という壮大なストーリーを提唱する柳瀬博一さんの「16号線論」を接続し、都心から少し離れた多摩・武蔵野エリアの可能性を考えていきたいと思います。

国道16号は、東京の中心部からほぼ30キロ外側、東京湾をぐるりと回った環状線。柳瀬さんが「日本の文明、文化のかたちを規定した」と指摘するこのルートは、多摩・武蔵野エリアにも、文化、生活などの面において、大きな影響を与えています。

登壇者は番組でもお馴染みの柳瀬さんや、地域誌「西多摩新聞」に記者として勤めた経験があり、東京でも最も奥に位置する西多摩エリアがはらむ問題や可能性に目を向けるライターの宮崎智之さんのほか、町田育ち、日野在住など南多摩エリアに縁が深く、Lifeの初期常連メール投稿者でもあるフリーランス編集者の安東三さん、そして北多摩エリアで育ち、地元の自然や歴史に並々ならぬ思い入れのある「黒幕」こと、長谷川裕・番組プロデューサーなど。多摩・武蔵野エリアに縁が深い登壇者が、これからの物語を探して熱いトークを繰り広げます。

当日は、「米軍横田基地友好祭」にあわせて、西多摩や国道16号線を取材した際の写真もスライドでご覧いただけます。2017年最後となる文化系トークラジオLifeのトークイベントに、ぜひお気軽にご参加ください。

皆様のご来場をお待ちしております!

日 時:2017年11月26日(日) 16:00~18:00(開場15:45~)
場 所:紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
参加費:2000円(当日、会場にてお支払いいただきます)
ご予約:11月5日(金)~
店頭およびお電話にてご予約を受け付けます。
※ご予約は新宿本店3Fカウンターにて受け付けます。
※3F直通電話番号03-3354-5703
定員:50名
※定員に達ししだい受付を終了いたします。
出演:柳瀬博一、宮崎智之、安東三 from アラザル、長谷川裕

【プロフィール】
柳瀬博一 
日経ビジネス企画編集センター・プロデューサー。1964年生まれ。日経BP社で日経ビジネス記者などを経て、書籍の編集者として『小倉昌男 経営学』『アー・ユー・ハッピー?』など数百の本を担当。2008年より「日経ビジネス オンライン」「日経ビジネス」の広告企画プロデューサー。TBSラジオ「文化系トークラジオ Life」サブパーソナリティ、「柳瀬博一・ターミナル」メインパーソナリティを担当。16号線に興味を持ったのは、町田・鶴見川、三浦半島・小網代の自然保全活動への参加、作家の三浦しをん氏、赤瀬川原平氏らとのお付き合い、さらには経済誌記者として16号線ビジネスを取材したのがきっかけ。音楽、漫画、米軍、日本軍、太田道灌、縄文遺跡、と妄想が広がり、「国道16号線こそ日本である」という16号線史観を持つにいたる。

宮崎智之
1982年3月生まれ。東京都福生市に育ち、地元の「西多摩新聞社」に記者として6年間勤め、地方行政などの取材を担当。その後、フリーライターになる。米軍横田基地沿いの国道16号線は、20代の頃のウォーキングスポット。幻冬舎plus+から電子書籍『あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか』が発売中。

安東三 from アラザル
フリーランス編集者。1984年横浜生まれ、1991年より町田育ち。中学時代、家出中に恩田川(鶴見川)を下って海を目指した経験あり。JR町田駅の南口側、ちょんの間が現役だった時代も知っている。初期Life常連投稿者で、その頃も町田住まい。結婚を機に4年弱八王子に住み、現在は日野市在住。

長谷川裕
TBSラジオプロデューサー。通称「黒幕」。 1974年生まれ。「文化系トークラジオLife」のほか、「荻上チキ・Session-22」「菊地成孔の粋な夜電波」などを手がける。共著書に『文化系トークラジオLifeのやり方』など。三鷹育ち、都立国立高校出身、武蔵小金井在住の北多摩クラスタ。野川と玉川上水をこよなく愛す。

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