芥川賞候補で話題となった小説家・温又柔とNHK「みんなの歌」の「毛布の日」で知られる音楽家・小島ケイタニーラブが各々の手法で問いかけあう言葉と音の往復書簡。互いの表現を重ねるように生まれた4つの物語と歌を収録したCDブックレット『わたしたちの聲音』がSUNNY BOY BOOKSより刊行されました。
この度は版元であるSUNNY BOY BOOKSの高橋和也氏を司会に、著者のおふたりとパフォーマンスを支える伊藤豊氏をお招きし、ユニット活動の発端や同じ歳の作家が、同じ本の一片からイメージを広げて作った「物語」と「歌」の創作秘話に迫ります。
もちろん、朗読と弾き語りのライブパフォーマンスもあります。
ぜひお立ち寄りください。
ponto|ぽんと
エスペラント語で「橋」の意味。2014年に小説家・温又柔と音楽家・小島ケイタニーラブが、言葉と音を交し合いながら共同制作するために結成したユニット。創作の拠点はSUNNY BOY BOOKS。構成、音響、演奏を通して2人の活動を支える伊藤豊が2014年9月より加入し、3人によるパフォーマンスを美術館、学校、本屋などで重ねている。
温又柔|おん・ゆうじゅう
小説家。1980年台北生まれ。3才より東京在住。台湾語混じりの中国語と日本語が飛び交う環境で育つ。
著書に『来福の家』(集英社)、『台湾生まれ 日本語育ち』(白水社)、『真ん中の子どもたち』(集英社)
小島ケイタニーラブ|こじまけいたにーらぶ
音楽家。1980年浜松生まれ。18才より東京在住。歌を作ることと歌うことが好きである。主な作品にアルバム『It’s a cry run』(Rainy Day Records / スイッチ・パブリッシング)、CDブック『ミグラード ~ 朗読劇『銀河鉄道の夜』』(古川日出男・管啓次郎・柴田元幸との共著 / 勁草書房)、楽曲『毛布の日』(NHK「みんなのうた」)など。また歌手として日本テレビ系列番組「遠くへ行きたい」主題歌、ミスタードーナッツCM「ドレミの歌」の歌唱多数。
伊藤豊|いとうゆたか
音楽製作業と並行して近年、著述業を開始。2015-16年、雑誌SWITCHにて 音楽家・小島ケイタニーラブ、写真家・朝岡英輔とともに記事を連載。小島と作家・温又柔 のユニットpontoに雑談/音響として参加中。
高橋和也|たかはしかずや
東横線・学芸大学駅にある小さな本屋SUNNY BOY BOOKS店主。
企画・デザインを行うSUNNY BOY THINGSとして本の制作を行う他、
本にまつわる様々な活動を行う。
時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order