2017年11月25日(土)

円城塔さん × 巽孝之さん × 沼野充義さん パネルディスカッション 「ポーランドの作家スタニスワフ・レムをめぐって」レム原作・ワイダ監督の短編映画『レイヤー・ケーキ』(日本初公開)上映

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ヨーロッパ文芸フェスティバル企画の一つとして開催します当イベント「ポーランドのSF小説家スタニスワフ・レムをめぐって」。
SF小説家として国際的に知られ、その代表的長編『ソラリス』は世界の50カ国語以上に翻訳、
ソ連のタルコフスキー監督やアメリカのソダーバーグ監督によって映画化もされたスタニスワフ・レム。
今回は、円城塔さん、巽孝之さん、沼野充義さんのお三方をパネリストとしてお呼びしレムの作品といつ出会い、どのように読んできたのか、
またレムが現代の世界文学にとって持つ重要な先駆的意味とは何なのか、レムはSF小説家だったのか、それとも未来学者か、あるいは哲学者なのか?
――こういった話題について、それぞれの立場からトークして頂きます。
当日は本邦初公開、スタニスワフ・レム原作、アンジェイ・ワイダ監督製作の短編映画『レイヤー・ケーキ』も上映予定です。

【参加条件】
・参加は無料ですが、要予約です。

【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
・店頭 (1号館1階人文フロア)
・お電話 03-3770-2525(1号館1階人文フロア)

【ご注意事項】
*イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

【プロフィール】
円城 塔 (Toh EnJoe)
小説家。東京大学総合文化研究科博士課程修了。2007年、長編『Self-Reference ENGINE』(早川書房)で作家デビュー。2012年、「道化師の蝶」で芥川龍之介賞受賞。『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で日本SF大賞特別賞、星雲賞日本長編部門受賞。2017年、「文字渦」で第43回川端康成文学賞受賞。SF的手法、数理科学の知識、メタフィクション的意匠などを駆使して現代小説の可能性を切り拓く前衛として、国際的にも注目されている。その他の代表的著作に『オブ・ザ・ベースボール』『烏有此譚』『これはペンです』『エピローグ』『プロローグ』など。

巽 孝之 (Takayuki Tatsumi)
英米文学研究者・SF批評家。コーネル大学博士課程修了。慶應義塾大学教授。現代批評理論に依拠してアメリカ文学史に新たな光を当てる四部作『ニュー・アメリカニズム』『アメリカン・ソドム』『リンカーンの世紀』『モダニズムの惑星』の他、『現代SFのレトリック』『メタフィクションの思想』『ジャパノイド宣言――現代日本SFを読むために』など、SFや最先端の現代小説を論じた著作も多数。『日本SF論争史』で日本SF大賞受賞。Full Metal Apache: Transactions between Cyberpunk Japan and Avant-Pop America (Duke UP, 2006)など、英文の著作も多い。

沼野 充義 (Mitsuyoshi Numano)
ポーランド・ロシア文学研究者、文芸批評家。元ワルシャワ大学講師、現東京大学教授。ハーヴァード大学大学院で、ポーランドの詩人バランチャクに師事。主な著書に『夢に見られて』、『亡命文学論』(サントリー学芸賞)、『ユートピア文学論』(読売文学賞)、『世界文学から/世界文学へ』、編著書『世界は文学でできている』(全5巻)など。ポーランド語からの翻訳に、レム『ソラリス』『金星応答なし』『完全な真空』、シンボルスカ『終わりと始まり』、コワコフスキ『ライロニア国物語』などがある。

会期 / 2017年11月25日(土)
定員 / 70名
時間 / 19:00~21:00
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
共催・協力 / 協力:ポーランド広報文化センター駐日欧州連合(EU)代表部
問い合わせ先 / 03-3770-2525

※画像はスタニスワフ・レムを紹介するマンガの1ページです。
当マンガはポーランド共和国大使館のホームページに掲載してあります。
ご興味がある方は、以下のリンクをご参照下さい。
英語版
日本語版

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