思想家・人類学者の中沢新一氏は、刊行したばかりの最新論考集『熊を夢見る』『虎山に入る』の書名に、動物の名を冠しました。その背景には、近年の神話学的探求をつうじて著者自身のなかに深まっている「動物的なものとの親近感」があるといいます。
中沢氏の関心は、なぜいま、神話と動物に向いているのでしょう。そして、人と動物がつながりあい、科学や芸術、文明に飼いならされることのない創造的思考が生まれた「どこでもない場所」とは、どこにあるのでしょうか?
2作品の同時刊行を記念して、その真意を明かすトークイベントを開催いたします。中沢氏がディレクターをつとめる「野生展:飼いならされない感覚と思考」(六本木、21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1、2にて開催中)の話題とあわせて、詩とアニミズム、縄文と現代など、近年の著者が取り組むテーマを縦横無尽に語っていただきます。
【プロフィール】
中沢新一
一九五〇年生まれ。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。『アースダイバー』(講談社)、『熊楠の星の時間』(講談社選書メチエ)、『日本文学の大地』『俳句の海に潜る』(KADOKAWA)など多数の著作がある。
日程 / 2017年12月19日 (火)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00