2018年2月7日(水)

『畜生・餓鬼・地獄の中世仏教史』(吉川弘文館)刊行記念 中世の殺生と因果応報―やられたら、やりかえす仏教史―

【ジュンク堂書店池袋本店】
イベント開催日: 2018年2月7日(水) 19:30〜

中世社会の敵(かたき)討ちは、正当な行為として認められていました。敵討ちが認められる理論を仏教の因果応報思想との関連から考えます。しかし、敵討ちが次の敵討ちを招くことがありました。そうした殺し合いを断ち切る思想も仏教の因果応報思想から解明します。

○理不尽な殺人は敵討ちの対象となった。人ばかりでなく犬を殺せば犬から敵討ちされた。
○お地蔵さんにも見捨てられた人々がいた。
○六道のなかで三悪道(畜生・餓鬼・地獄)からは往生できなかった。

【講師紹介】
生駒哲郎
1967年、東京都に生まれる1998年、立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学現在、東京大学史料編纂所図書部史料情報管理チーム非常勤・武蔵野大学教養教育リサーチセンター研究員日本史史料研究会代表
(主要論文)「松尾社一切経『大方広仏華厳経』(六十華厳)の書写・校合・改装」(『寺院史研究』第八号 2004年)「聖教の継承と曼殊院門跡」(五味文彦・菊地大樹編『中世の寺院と都市・権力』山川出版社、2007年)「中・近世移行期における在地支配と地方寺院の展開」(阿部猛編『中世政治史の研究』日本史史料研究会、2010年)

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 

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