2018年1月22日(月)

西村賢太さん × 伊藤雄和さん(OLEDICKFOGGY)トークショー 講談社『夜更けの川に落葉は流れて』 同時刊行 『夢魔去りぬ』(西村賢太・著)刊行記念

logo_yaesu2稀代の無頼作家・西村賢太の“分身”であるところの北町貫多。彼が若い時代に交際していたある女性については、過去作でわずかにふれられていました。貫多のその後の長きにわたる“女旱(ひで)り”の日々への第一歩となった、陋劣な行状記。それを初めて仔細に描いたのが、このたびの単行本表題作『夜更けの川に落葉は流れて』です。
哀切でいて軽妙、諧謔味と暴力性を併せ持った筆致で鮮やかに描いた今回の傑作作品集に加え、二度は戻れなかった生育地を訪れる貫多を描いた講談社文庫『夢魔去りぬ』も同時刊行されます。
両作の同時刊行を記念して、トークショーを開催します。ゲストは、西村賢太作品の愛読者であり、氏とは“奇縁”で結ばれたロックバンドOLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)の伊藤雄和さんをお迎えします。ここでしか聞けない二人のご縁と、西村作品の魅力についてのお話を、ぜひお楽しみください。

※トークイベント終了後、西村賢太さんのサイン会がございます。
★こちらのイベントは、「ゴールド会員」の方は無料で聴講いただけます。
事前のお申込みとゴールドカードのご提示が必要です。

《講演者紹介》
西村賢太(にしむら・けんた)
1967(昭和42)年7月12日、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年、『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞を、2011年、「苦役列車」で第144回芥川龍之介賞を受賞。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『廃疾かかえて』『随筆集一私小説書きの弁』『寒灯・腐泥の果実』『けがれなき酒のへど 西村賢太自薦短篇集』『小説にすがりつきたい夜もある』『東京者がたり』『無銭横町』『風来鬼語 西村賢太対談集3』『蠕動で渉れ、汚泥の川を』『芝公園六角堂跡』『一私小説書きの日乗 不屈の章』などがある。

伊藤雄和(いとう・ひろかず)
ロックバンド、OLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)担当ヴォーカル&マンドリン。2018年3月7日に新作フルアルバム発売予定。発売後、日本全国縦断ツアー計画予定。
OLEDICKFOGGY(オールディックフォギー)
2003年に東京にて結成。カントリーやブルーグラスを基盤としたラスティック・ストンプな楽器編成ながら、エモーショナルでポリティカルな日本語詩と60年代後半〜70年代前半の日本のフォーク、ニューミュージック的な暖かいメロディー、そして時にはハードな音も出す側面を見せるのが特徴。

日時 / 2018年1月22日 (月) 19時00分~(開場:18時30分)
会場 / 本店 8F ギャラリー
募集人員 / 100名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
主催 / 主催:八重洲ブックセンター 協力:講談社
申込方法 / 1階カウンターにてご参加のお申込みを承ります。当店でご購入いただいた際に、参加希望の方へ整理券をお渡しいたします。(参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます)
また、お電話によるお申込みも承ります。(電話番号:03-3281-8201)

▼対象書籍:『夜更けの川に落葉は流れて』 本体1,500円+税(発売日:1月12日)
※書籍の発売前でもご予約できます。対象書籍のご購入はイベント当日でもかまいません。
※『夜更けの川に落葉は流れて』・『夢魔去りぬ』(談社文庫1月刊)以外のものへのサインはできません。
※写真撮影はお断りいたします。

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