【隆祥館書店】
今回は『秋田實 笑いの変遷』(中央公論新社)を上梓された藤田富美恵さんにご登場いただけることになりました。本書は、戦前の文筆活動を経て、漫才作者に転進、「萬歳」から「漫才」に昇華させ、後進の育成にもあたった「上方漫才の父」の生涯を長女が活写する決定版評伝。
藤田さんいわく、「これまで父(秋田實)関係のエッセイや演芸史を書く中で「父の仕事」=「漫才」だと思っていました。ところが数年前、実家の建て替えにより引き取った資料全てを見直しているうち「ちょっと違うな」と思い始めてまとめたのが、本書です。と
新資料発見により戦時下や終戦後の活動が明らかとなり、様々なペンネームをつかって活動してきた若き日の秋田實は、大宅壮一、横山エンタツ・花菱アチャコの出会いによってその才能を開花させる。ワカナ・一郎やいとし・こいしを育て、戦前から戦後にかけて新しい笑いの文化を築き上げた。激動の時代を背景に挑戦し続けた波乱の人生。
現在NHKドラマ連続テレビ小説「わろてんか」で、明治後期から昭和にかけての大阪の演芸界が展開されています。吉本せいさんをモチーフにしたドラマなので事実通りではありませんが、藤田さんが見られると「舶来家キース・潮アサリ」「ミスリリコ・アンドシロー」など、モデルだと分かる漫才コンビも登場だとか。これらのコンビを始め登場人物のエピソードの数々の本当のところを、史実を知る藤田さんに写真などの資料と共に、お話いただきます。この機会にぜひ!
【プロフィール】
藤田富美恵
1938(昭和13)年大阪府生まれ。童話作家。秋田實の長女。
帝塚山学院短期大学文芸専攻科卒業。
著書に『からほり亭で漫才!』『玉造日の出通り三光館』、編著に『戦争と漫才』『昭和の漫才台本』など。
秋田實の追想記『父の背中』(潮出版社)で第8回潮賞ノンフィクション部門受賞。
司会 二村知子 (ふたむら ともこ)
井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表出場のパンパシフィック大会では2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。
2011年から「作家と読者の集い」と称して作家と読者の思いを直接つなぐト-クイベントを開催、メディアでは、知らされていない真実を追求する場として注目されている。
2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、温かい社会を目指している。
開催日 : 平成30年3月17日 土曜日
時間 : 14:30開場 15:00開演
会場 : 隆祥館書店8階 多目的ホ-ル
参加費: 3.000円 (内訳:参加費1,002円+『秋田實 笑いの変遷』1998円)
トークライブのみ:2,000円当日の場合:参加費500円アップになります。
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)
*振込先 三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン
申込み・お問合せ: 隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメール :ryushokan@eos.ocn.ne.jp
主催: 隆祥館書店 後援: 中央公論新社