ラテンアメリカ文学の中でも読者を魅了してやまない傑作『夜のみだらな鳥』。破格の文体で描かれる「異形の世界」はどのようにして生まれたのか?
畸形児ばかりの邸宅、老婆と孤児が棲む廃墟の修道院など、異様な舞台で繰り広げられる数々の物語、そして謎多き語り手《ムディート》の存在とは……?
謎多き本作をさらに堪能するためのドノソ祭りを開催します!
今回は、本作の訳者であられる鼓直氏と、同じく代表作『別荘』を翻訳した寺尾隆吉氏を対談相手としてむかえ、長らく復刊が待ち望まれた『夜のみだらな鳥』の魅力をたっぷり語っていただきます。名翻訳者どうしの翻訳にまつわる逸話もある? ラテンアメリカ文学ファン必見、一夜限りのドノソ祭りを見逃すな!
【プロフィール】
鼓直(つづみ・ただし)
1930年、岡山県生まれ。東京外国語大学卒業。法政大学名誉教授。専攻、ラテンアメリカ文学。主な訳書に、ガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社)、『族長の秋』(集英社文庫)、ボルヘス『伝奇集』(岩波文庫)、カルペンティエール『バロック協奏曲』(水声社)など多数ある。
寺尾隆吉(てらお・りゅうきち)
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻、現代ラテンアメリカ文学。主な著書に、『魔術的リアリズム――20世紀のラテンアメリカ小説』(水声社)、『ラテンアメリカ文学入門――ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで』(中公新書)。主な訳書に、『水を得た魚――マリオ・バルガス・ジョサ自伝』(水声社)、マリオ・レブレーロ『場所』(水声社)など多数ある。
時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order
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