2018年4月25日(水)

河出書房新社130周年記念企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」連続講義 【作家と楽しむ古典 第22回】「与謝蕪村」講師:辻原登

【ジュンク堂 池袋本店】
開催日時:2018年04月25日(水)18:30開場 19:00開演

2014年11月に刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)。
2016年1月の第Ⅱ期(全12巻)刊行開始を機に始まった、好評既刊の古典新訳を少人数でじっくりと読み解く連続講義。延べ700名以上の方にご参加いただき、ご好評いただいております。

新訳をてがけた作家に、古典作品と新訳について、その難しさ・楽しさなどたっぷりと語っていただきます。
第21回の講師は、第12巻『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』収録の「与謝蕪村」を選定された辻原登さんです。

12巻は、俳句・俳諧の魅力が詰まった格好の入門書。松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶という3人の巨匠の魅力的な句を、松浦寿輝、辻原登、長谷川櫂という読み巧者が今の視点で読み解き、丸谷才一・大岡信を中心にした「とくとく歌仙」も合わせて、俳諧世界の奥行きも味わえる1冊です。
辻原さんは、小説『花はさくら木』で蕪村を登場させるほどの蕪村好きです。今回の「選」に当たって、蕪村句を、春に始まり、春に終る、円環を閉じる構成にしたいと考えられた辻原さん。どのように選定に取り組まれたのか、本イベントでたっぷりと語っていただきます。

☆当日、辻原さんとの意見交換も予定しておりますので、対象書籍(『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』松浦寿輝選・訳/辻原登選/長谷川櫂選/丸谷才一/大岡信/高橋治/河出書房新社刊)をご持参ください。

トークをより楽しんでいただけるよう、対象作品を読んできて、ご参加いただければ幸いです。
(書籍は当日店頭でもご購入できます。なお、サイン会は予定しておりません。)

☆ご参加の方から、事前に「与謝蕪村」および「日本文学全集」に関して感想・質問などを募集いたします。下記メールアドレスまでお願いいたします。
当日、いただいた感想・質問をトークで紹介させていただく場合がございますので、ご承知おきください。

【感想・質問の送付先】kouhou@kawade.co.jp
※メールの件名に「4/25イベント参加」の旨をご明記ください。

【講師紹介】
辻原登
一九四五年和歌山県生まれ。小説家。九〇年「村の名前」で芥川賞受賞。著書に『飛べ麒麟』(読売文学賞)、『遊動亭円木』(谷崎潤一郎賞)、『発熱』、『枯葉の中の青い炎』(川端康成賞)、『花はさくら木』(大佛次郎賞)、『闇の奥』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『冬の旅』(伊藤整文学賞)などがある。

★今後の「作家と楽しむ古典」連続講義の予定です。ご予約はイベントの約1ヶ月前より承ります。
第23回「小林一茶」 講師:長谷川櫂
※2018年4月24日頃よりご予約承ります。
日時:2018年 5月 23日(水) 19:00~
長谷川櫂●プロフィール 一九五四年熊本生まれ。俳人。著書に『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)、句集『虚空』(読売文学賞)、『古池に蛙は飛びこんだか』、句集『沖縄』、『芭蕉の風雅 あるいは虚と実について』、『四季のうた 微笑む宇宙』などがある。
第24回「近現代詩歌」 講師:穂村弘
※2018年5月22日頃よりご予約承ります。
日時:2018年 6月 14日(木) 19:00~
穂村弘●プロフィール 一九六二年札幌市生まれ。歌人。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞を受賞。歌集に『シンジケート』他。エッセイ集に『世界音痴』『現実入門』他。絵本翻訳も多数。
以降も続々開催予定。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

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