情報可視化分野の第一人者 マニュエル・リマの新刊『THE BOOK OF CIRCLES ー円環大全:知の世界を体系化するインフォグラフィックス』の発売を記念して、本書監訳者の三中信宏氏と、『「百学連環」を読む』(三省堂)の著者、山本貴光氏によるトークイベントを開催いたします。
古今東西に散らばる『円環による可視化表現』のなかから選りすぐりを集めて編纂したリマの分析に言及しながら、本書では触れられていない「日本固有の円環図像」の歴史や伝統について、あるいは円環による知識の体系化と中世の記憶術との関連についてといったテーマにも話題を広げ、可視化・図像化への解釈を深めていきます。
「人はなぜ円環という形状に惹かれるのかーー」。長い歴史のなかにある人間と円環の関係について、考えを巡らせてみませんか。
【プロフィール】
山本貴光
文筆家・ゲーム作家。コーエーでゲーム制作の後、フリーランス。著書に『文学問題(F+f)+』、『「百学連環」を読む』、『文体の科学』、『世界が変わるプログラム入門』、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著)、『ゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎との共著)、訳書にサレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』など。連載に「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)、「プロムナード」(『日本経済新聞』夕刊)など。モブキャストとプロ契約中。
三中信宏
国立研究開発法人農研機構・農業環境変動研究センター専門員/ 東京農業大学客員教授。東京大学大 学院農学系研究科修了。農学博士。専攻=生物統計学・ 生物体系学。さまざまな事物の分類と知識の体系化を 人間がどのように実行してきたのかを科学・科学史・ 科学哲学そして情報可視化の観点から研究している。 著書に『系統樹曼荼羅―チェイン・ツリー・ネット ワーク』(NTT出版)、『思考の体系学』(春秋社)など、 訳書にマニュエル・リマ『The Book of Trees ― 系統 樹大全:知の世界を可視化するインフォグラフィック ス』(ビー・エヌ・エヌ新社)、キャロル・キサク・ヨ ーン『自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科 学が衝突するのか』(共訳、NTT 出版) などがある。
日程 / 2018年4月12日 (木)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00