2018年4月7日(土)

佐々木大輔 ×ドミニク・チェン「僕らはいかにして、未来の降霊をなしとげるか」 『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)刊行記念

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インターネット企業でPM(プロダクトマネージャー)を務める佐々木大輔さんが上梓した初の小説単行本『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)。

柳田國男が『遠野物語』で描いた岩手県遠野市を舞台に、土地の伝承、伝説、家族といった普遍的なテーマと、AI、地域活性化、はてはTCGまで、現代的なモチーフが交差する、予言的私小説です。

対談のお相手は、この小説を「妖怪と接するようにAIと過ごせたら、と以前にある記事で書いたことがありますが、遠野という歴史的な文脈に溢れる土地に根差しながら、情報技術が心に及ぼす力を描く今作を読んで、「言語化できない心の表象」としての「妖怪」、つまり技術が取りこぼすものの未来形を見せつけられた気がします。」と評したドミニク・チェンさん。

ともにITの最前線で活躍してきたお二人は、この小説で幻視されたイメージを、どのように感じ、どうやって現実に“降霊”させようと考えるのでしょうか。

限定350部、『遠野物語』をモチーフにした美しい装丁と「時価」方式の特殊な販売方法にも注目です。

また、現在webと遠野でしか売っていない本書の店頭販売も行います。

ご期待ください!

【プロフィール】
佐々木大輔(ささき・だいすけ)
1980年3月生まれ。岩手県遠野市出身。宮城教育大学卒業。株式会社インフォバーンで編集職を務めた後、株式会社ライブドアでCPO(Chief Product Officer)、LINE株式会社で執行役員エンターテインメント事業担当、スマートニュース株式会社でヴァイスプレジデント事業企画担当。ネットメディアのプラットフォーム運営を継続的に行う傍ら、個人で小説の発表を行う。

ドミニク・チェン
1981年、東京生まれ。フランス国籍。早稲田大学大学院大学文学学術院・表象メディア論系准教授。株式会社ディヴィデュアル共同創業者。NPO法人コモンスフィア/クリエイティブ・コモンズ理事。カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。おもな著書に『電脳のレリギオ』(NTT出版)『インターネットを生命化する:プロクロニズムの思想と実践』(青土社)などが、監訳書に『ウェルビーイングの設計論』(BNN新社)他多数。最新刊は松岡正剛氏との共著『謎床 思考が発酵する編集術』(晶文社)。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen+1 drink order
■当日2,000yen+1 drink order(当日現金でお支払いの場合のみ)

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