2018年5月31日(木)

松本卓也 × 東畑開人トークイベント 『〈つながり〉の現代思想』(明石書店)『享楽社会論』(人文書院)刊行記念

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いま、私たちは、集団を、そして人と人との「つながり」を、どのように捉えることができるだろうか?
精神分析や心理療法は、たとえ人が一人で生きるとしても、そこには必ず「内なる声」という他者とのつながりがあることを重視してきた。精神分析の創始者であるフロイトはまた、個人心理学は同時に集団心理学であるとも考えていた。

21世紀における「集団」は、単にインターネットやSNSなどのメディアの問題だけにとどまらず、たとえば政治におけるポピュリズムの台頭や、社会における「場の空気を読む」ことの過剰な強調、さらには臨床における自閉症スペクトラムへの注目や、オープンダイアローグ・集団療法への注目とも関連する、広い射程をもっている。このような「集団」の変化は、私たちのもつ「人間」像を更新せずにはおかないだろう。

今回、『〈つながり〉の現代思想』(明石書店 3,024円/税込)と『享楽社会論』(人文書院 2,376円/税込)の刊行を記念して、松本卓也先生(精神科医)と、『野の医者は笑う』(誠信書房)や『日本のありふれた心理療法』(誠信書房)などの著作で現代における心理療法とひとびとの「つながり」について瑞々しい検討を重ねてきた東畑開人先生(臨床心理士)が、人と人との「つながり」について、臨床のみならず、政治・社会の文脈や現代思想を参照しながら考える。乞うご期待!

【参加条件】
以下の4つのうちいずれかを代官山 蔦屋書店にてご予約、ご購入いただいた先着70名様がご参加いただけます。
1.『〈つながり〉の現代思想』+イベント参加券のセット(3,300円/税込)
2.『享楽社会論』+イベント参加券のセット(3,300円/税込)
3.『〈つながり〉の現代思想』+『享楽社会論』2冊セット(5,400円/税込)
4.イベント参加券(1,500円/税込)

【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
・店頭 (1号館1階 人文フロア)
・お電話 03-3770-2525(1号館1階 人文フロア)
・オンラインストア

【ご注意事項】
*参加券1枚につきお一人様がご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできかねます。ご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

【プロフィール】
松本 卓也(まつもと・たくや)
1983年高知県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。専門は精神病理学。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。著書に『人はみな妄想する―ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』(青土社、2015年)、『享楽社会論―現代ラカン派の展開』(人文書院、2018年)などがある。

東畑 開人(とうはた・かいと)
1983年東京生まれ。京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。沖縄の精神科クリニックでの勤務を経て、現在、十文字学園女子大学専任講師。博士(教育学)・臨床心理士。著書に『美と深層心理学』(京都大学学術出版会2012)、『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)、『北山理論の発見』(共著・創元社2015)、『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)。訳書にDavies『心理療法の人類学―心の専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房 2018)。
専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。文化が心の病いや治療にどのような影響を与えるかに関心を寄せている。2017年3月、「白金高輪カウンセリングルーム」を開業。

会期 / 2018年05月31日(木)
定員 / 70名
時間 / 19:00~21:00
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
共催・協力 / 明石書店・人文書院
問い合わせ先 / 03-3770-2525

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オンラインストアでの受付は2018/5/29(火)午前9時の受注分までとさせていただきます。

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