映画論を拡張する最強のガイドブックとして早くも話題となっている『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(フィルムアート社)の発売を記念してトークイベントを開催いたします。脳筋を鍛え上げた著者のうち5名が一堂に集結し、本書の面白さをさらに引き出すための「攻略法」を伝授します。本書の討議内容を受けたその先の議論も新たに生まれることでしょう。すでに読破した方も、これから読もうとしている方も、楽しんでいただけること請け合いです。
この5名の同時登壇のトークイベントは史上初。参加するだけで脳のシワが増えること間違いなし! 次世代を担う気鋭の論客が勢揃いする歴史的な瞬間にぜひお立会いください。
パンプ・アップ・ユア・ブレイン・マッスル!!
【プロフィール】
石岡良治(いしおか・よしはる)
1972年生まれ。批評家、表象文化論、芸術理論、視覚文化、ポピュラー文化研究。立教大学、早稲田大学ほかで非常勤講師。著書に『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社、2014年)、『「超」批評 視覚文化×マンガ』(青土社、2015年)、共著に『マンガ視覚文化論──見る、聞く、語る』(論考「反復の悪夢──漫☆画太郎と出来事の連鎖」、水声社、2017年)、他多数。
三浦哲哉(みうら・てつや)
1976年生まれ。青山学院大学准教授。映画批評・研究、表象文化論。著書に『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)、『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)。共著に『ひきずる映画──ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。月刊『みすず』誌上で「食べたくなる本」連載中。
平倉圭(ひらくら・けい)
1977年生まれ。芸術学。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSC准教授。芸術制作における物体化された思考の働きを研究している。最近はダンス研究を少しずつ。作品制作も時々。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年、第二回表象文化論学会賞受賞)、『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(共著、森話社、2016年)ほか。作品に《ピカソ他を分解する(部分的に遮蔽された)》(レクチャー・パフォーマンス、2015年)ほか。
土居伸彰(どい・のぶあき)
1981年生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした研究活動を行うかたわら、イベントの企画や執筆、講演などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動も精力的に携わる。2015年にニューディアーを立ち上げ、『父を探して』など海外作品の配給を本格的にスタート。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』(フィルムアート社、2016年、日本アニメーション学会賞受賞)、『21世紀のアニメーションがわかる本』(フィルムアート社、2017年)。
入江哲朗(いりえ・てつろう)
1988年生まれ。東京大学大学院博士後期課程、ニューヨーク大学客員研究員。アメリカ思想史、映画批評。共著に『映画監督、北野武。』(フィルムアート社、2017年)、『論集 蓮實重彦』(工藤庸子編、羽鳥書店、2016年)。論文に「ジョージ・サンタヤナとアメリカ文化──あるいは「お上品な伝統」と反知性主義」(『ユリイカ』2017年1月号)、「タトゥイーンの太陽と火星の大地──SF映画における風景の発見」(同誌2016年1月号)、「健さんとシュワちゃん──活劇の臨界を走る」(同誌2015年2月号)など。
日程 / 2018年6月1日 (金)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00