『身体のデザインに合わせた自然な呼吸法―アレクサンダー・テクニークで息を調律する―』の発刊を記念して、監訳者の医師である稲葉俊郎先生と、ヴォーカリストでありアレクサンダー・テクニークの教師でもある鈴木重子さんのトークショー&ワークショップを行います。
身体の動かし方が呼吸法に大きな影響を与えます。正しい呼吸には身体全体の調和が必要です。いのちの源である「呼吸の大切さ」を今一度考えるとともに、本書に収録されているアレクサンダー・テクニークを基にした実践的なエクササイズを一緒に体験してみましょう。
稲葉俊郎(いなば・としろう)
医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。自身も絵を描いたり能を習うなどして、歴史や体と向き合っている。
鈴木重子(すずき・しげこ)
ヴォーカリスト。いのちの響きをつむぐ歌い手。母の腕の中で聴いた子守唄の優しい響きが歌声に触れたはじまり。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、東京大学在学中にボサノヴァ、ジャズヴォーカルを学ぶ。司法試験への挑戦とジャズクラブでの活動を続けながら自身の歩む道を模索。「本当に好きなことをして、限りある人生を生きよう」と、ヴォーカリストの道を選択。1995年メジャーデビュー。2011年、11作目のCD”with you”(ソニーミュージック)を発表。聴き手のこころを静かにいざなう歌声に、すべての生命に響き合う唄を求めて、学校、病院、福祉施設などでも活動し、ヴォイスや表現、アレクサンダー・テクニークのワークショップ、講演なども行っている。浜松市やらまいか大使。
日程 / 2018年5月16日 (水)
時間 / 19:30〜20:50 開場 19:30〜
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00