昨年末に発売された『この星の忘れられない本屋の話』。イーユン・リーや、フアン・ガブリエル・バスケスなど、世界の注目作家15人が、ワシントンDC、ベルリン、ナイロビ、イスタンブールまで、万華鏡のような書店の魅力を伝えるとともに、書店との紐帯を明かしたアンソロジーです。同書の刊行を記念して、B&Bでトークイベントを開催します。
集まるのは、現役の書店員の面々。荻窪「Title」店主の辻山良雄さん。元「パン屋の本屋」、現在は日比谷の新店「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める花田菜々子さん。そして下北沢「本屋B&B」の内沼晋太郎による鼎談です。辻山さんは『本屋、はじめました』『365日のほん』、花田さんは『まだまだ知らない夢の本屋ガイド』『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』、内沼は『本の逆襲』『本の未来を探す旅 ソウル』など、それぞれ本や本屋に関する著書や共著書、編著書がある3人でもあります。
誰かに「忘れられない」と思われるような本屋の幸福。3人は、『この星の忘れられない本屋の話』をどう読み、自分の店について考えているか?書店や出版関係者はもちろん、本が大好き、いつか本屋になりたい、という方も必見のイベントです。
【出演者プロフィール】
辻山良雄(つじやま・よしお)
1972年生まれ。大学卒業後、新刊書店「リブロ」勤務を経て、2016年1月、東京・荻窪に「本屋Title」をオープン。新聞や雑誌などでの書評、カフェや美術館のブックセレクションも手掛ける。著書に『本屋、はじめました』(苦楽堂)、『365日のほん』(河出書房新社)。
花田菜々子(はなだ・ななこ)
1979年生まれ。「ヴィレッジヴァンガード」に12年ほど勤めたのち、「二子玉川蔦屋家電」「パン屋の本屋」を経て、現在「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」店長。『まだまだ知らない夢の本屋ガイド』(朝日出版社)企画・編集。4月に初の単著となる『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)を上梓。
内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)
1980年生まれ。NUMABOOKS代表。ブック・コーディネーター、クリエイティブ・ディレクター。東京・千駄木「往来堂書店」に勤務する傍ら、2003年、本と人との偶然の出会いをつくるユニット「book pick orchestra」を設立。2006年末まで代表をつとめたのち、「NUMABOOKS」を設立。2012年、東京・下北沢に「本屋B&B」を博報堂ケトルと協業で開業。著書に『本の逆襲』、共著に『本の未来を探す旅 ソウル』(ともに朝日出版社)など。
時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日2,000yen + 1 drink order(当日現金でお支払いの場合のみ)