代表作『苦海浄土』をはじめ、数々の名作を遺して、作家・石牟礼道子さんはこの2月に世を去りました。
読者のみなさんは、石牟礼作品を読んでみたいと思いつつも、 大部でものものしい『苦海浄土』を前に二の足を踏んでしまう、という方も多いのではないでしょうか。
この度、生前の石牟礼さんと親しく交流し、NHK Eテレ「100分 de 名著『苦海浄土』」で講師もつとめた若松英輔さんが、石牟礼文学の精髄をコンパクトにまとめた 『常世の花 石牟礼道子』を刊行しました。
本書の刊行を記念して、石牟礼作品の読みどころ、唯一無二の魅力、彼女が願ったことなどを語ります。また、ここでしか聞けないエピソードも飛び出すかもしれません。
終了後には、サイン会も行います。石牟礼文学への入門・再入門として、奮ってご参加ください。
★こちらのイベントは、「ゴールド会員」の方は無料で聴講いただけます。事前のお申込みとゴールドカードのご提示が必要です。
日時:2018年5月22日 (火) 19:00~(開場18:30)
会場:本店 8F ギャラリー
募集人員:80名(お申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
当店で対象書籍をお買い上げのお客さまに1階カウンターにて参加整理券をお渡しいたします。また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
※参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。
▼対象書籍:『常世の花 石牟礼道子』(亜紀書房、本体価格1,500円+税、4/20発売)
※当日、会場で若松英輔さんの著作を販売します。
お買上げのお客様には、トークショー終了後、サインを入れていただけます。
主催:八重洲ブックセンター
協賛:亜紀書房
若松英輔(わかまつ えいすけ)
1968年生まれ。批評家・随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞を受賞。 著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』(トランスビュー)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『生きていくうえで、かけがえのないこと』『言葉の贈り物』『詩集 見えない涙』(以上、亜紀書房)、志村ふくみとの共著『緋の舟』(求龍堂)など多数。