2018年5月20日(日)

第156回 丸善ゼミナール ~モノづくり職人列伝~ 無農薬レモンと私 河合果樹園代表 河合浩樹さん トークイベント

【丸善 名古屋本店】
開催日時:2018年05月20日(日) 15:00~16:00
1F特設会場にて
参加費:500円(河合果樹園の無農薬レモンを一部皮ごと搾ったレモネード「初恋レモン」付き)

要・予約(店頭or電話にて事前の予約を受け付けております。
tel.052-238-0320

レモン作りを通じで、どのように学びのスパイラルに入っていったか?

【河合果樹園ついて ご案内】
創業年 1937年(みかん栽培)

代表者 河合 浩樹
1962年愛知県豊橋市生まれ、静岡大学農学部農業経営学科卒
大学卒業と同時に就農する。露地みかんとお米の経営から、温室みかん、露地みかん、無農薬レモン、無農薬レモネーディアなど品種と作型を組み合わせた周年栽培に30年かけて改革。他の追随を許さない無農薬技術、厳納薬技術は視察が絶えない。無農薬レモンを丸ごと冷凍していろいろな料理に使う提案は2011年ためしてガッテンで豊橋方式として取り上げられ、レモンを脇役から準主役の地位まで押し上げた。地域興しに異業種との連携を通して農業が貢献できることを証明するため日々奔走する。

現在の活動  初恋レモンプロジェクト会員・豊橋百儂人副代表・愛知県農業経営士など

表彰歴 平成15年度、第5回全国果樹技術・経営コンクールにて農林水産省生産局長賞受賞
    平成20年度、第14回全国環境保全型農業推進コンクール 農林水産大臣賞受賞

主な栽培品目 温室みかん・極早生みかん・早生みかん・青島みかん・寿太郎みかん・太田ポンカン・低農薬レモネーディア・無農薬レモネーディア(無加温ハウス)・無農薬レモネーディア(超少加温ハウス)・無農薬レモン・自然栽培レモン

経営理念
1、自然環境との調和を大切にする経営を目指します。
2、額の汗が美しいと感じる経営を目指します。
3、買い支えてくださるお客様にありがとうの気持ちを忘れない経営を目指します。

好きな言葉  
1、有り得ない事が起こった時、それを間違いとしてみるのではなく、自分の知識の欠落として考え直すことができる人間であってほしい。エドガー・ミチェル

2、読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を正確にする。 フランシスコ・ベーコン

3、藝の上手いというのも下手というのもほんの僅かの差である。その差はけして技巧の差ではない。その人から来る無技巧の差である。   大河内傳次郎

河合果樹園の歴史&伝説
1 ルーツ
江戸時代、河合家は田原藩野田村の組頭
延宝二年(1674年)江戸幕府に直訴した罪により追放、
名主の河合清右衛門は打ち首  詳しくは『ひるわ山騒動記』鬮目作司(くじめ)著
祖父の代までは野田におよばれに行っていた。

2 蚕都豊橋の歴史に漏れず、曾祖父が蚕で財をなし、みかん栽培へと繋がる。

3 昭和20年代後半から30年代には豊橋市で早生みかんの畑が三枚しかなかったとき、
その一枚を所有。

4 26年前、5代目の現代表の河合浩樹が無農薬レモン作りをはじめる。失敗もあったが、無農薬レモンに高品質という概念をもたらす。

5 2003年、全国果樹技術経営コンクールにて農林生産局長賞受賞、2008年、全国環境保全型農業推進コンクールにて農林水産大臣賞受賞。コンクールの提出書類を自分で書く農家も珍しい。

6 出会いは必然、不思議な出会いや体験をすることが多い。

7 現在までマスメディアに200回以上取り上げられる。レモンのライフスタイルの提案や栄養成分を総合的に説明できるのは農家としては当園だけ。大手産地や広告代理店もノウハウをネット上から勝手に持っていく。

8 全国放送の時、2日間電話がやまなかったことが、2回。メールとファックスと手紙の返信は1ヶ月かかった。

9 2011年、NHKのためしてガッテンで河合果樹園が提案した冷凍レモンのすり下ろし「豊橋方式」が誕生、字幕と言葉で「豊橋」を28回視聴者に届ける。出る杭は打たれるため、生命の危機を感じたこともある。

10 2014年、初恋レモン・レモネード6000本が2週間でほぼ完売。
加工して頂いた工場の人達が、前例がないため一番驚く。
D・カーネギーの「When life gives you lemons, you should make lemonade.」に常に導かれている。

11 全国から視察が来る。距離では北海道、時間では八丈島。公務員が栽培法を研究しているところもあり。(すでに確立している技術なのにな~と不思議に思う。)

12 肉体と頭を振る回転して働き、半日で倒れたことが数回ある。

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