国土交通省が地域行政担当向けに「都市空間における公共空間の利活用に関するアンケート」を行なうなど、近年流行の屋外公共空間でのイベントづくり。日本全国の地域プロジェクトにディレクターとして関わる影山裕樹さんは、あたらしい路上=「ふだん触れ合う機会のない異なるコミュニティに積極的にアプローチし、共通の関心ごとのもとに集う機会を編み出して生まれるもの」と定義づけました。電車のホーム酒場や公園結婚式、野外映画上映、路上バーなど、多様な市民が集える公共の屋外空間(=路上)づくりを実践する先駆者ご寄稿頂いた実例&アイディア集が、影山さんが編著者となった『あたらしい「路上」のつくり方』です。
その刊行を記念し、『ぼくらは地方で幸せを見つける』の著書があり、地方創生講座の講師や地域のプロジェクトの監修を数多く務める、雑誌「ソトコト」編集長の指出一正さんをお迎えして、日本各地で行われている「路上実践」という名の前例のない公共空間の利活用について、地方と都市、日本と海外の事例を比較しながら、語り合っていただきます。
屋外イベントづくりを一からしてみたい、地域づくりのアイディアが欲しい、路上イベントで異なるコミュニティ同士をつなぎたい。そんな思いがある方のご参加も大歓迎です。
終了後、サイン会も開催いたします。
影山裕樹 かげやま・ゆうき
1982年東京生まれ。雑誌編集部、出版社勤務を経て独立。アート、カルチャー書を多数手がける傍ら、各地の芸術祭や地域プロジェクトに編集者やディレクターとして関わっている。著書に『大人が作る秘密基地』(DU BOOKS)、『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)、共編著に『ゲームの神様・横井軍平のことば』(スペースシャワーネットワーク)、『十和田、奥入瀬 水と土地を巡る旅』(青幻舎)など。合同会社「千十一(せんといち)編集室」代表。青山学院女子短期大学非常勤講師。路上観察ユニット「新しい骨董」などの活動も。
◎千十一編集室
指出一正 さしで・かずまさ
月刊『ソトコト』編集長。1969年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、高知県文化広報誌『とさぶし』編集委員、静岡県「『地域のお店』デザイン表彰」審査委員長、奈良県「奥大和アカデミー」メイン講師、奈良県下北山村「奈良・下北山 むらコトアカデミー」メイン講師、長野県長野市WEBメディア『ナガラボ』編集長、福井県大野市「越前おおの みずコトアカデミー」メイン講師をはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。まち・ひと・しごと創生本部「わくわく地方生活実現会議」委員。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ新書)。趣味はフライフィッシング。
◎ソトコト
日程:2018年5月31日 (木)
時間:19:00~20:30 開場 18:30~
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室
お問合せ先
青山ブックセンター 本店
電話 03-5485-5511
受付時間 10:00~22:00
書籍情報
『あたらしい「路上」のつくり方』
影山裕樹/編著
2,000円+税
あたらしい路上=「ふだん触れ合う機会のない異なるコミュニティに積極的にアプローチし、共通の関心ごとのもとに集う機会を編み出して生まれるもの」
電車のホーム酒場や公園結婚式、野外映画上映、路上バーなど、その先駆者たちが実際にどうやって前例のないイベントを成功させたか。
公共空間を活用・発展させている実践者たちの実例&アイディア集です。