日本の写真集出版社スーパーラボより、石川直樹さんの新作写真集『流星の島』が刊行となります。
刊行を記念し、代官山 蔦屋書店にて本作品集について、また舞台である吐噶喇列島について、スライドを交えてお話ししていただきます。
「吐噶喇列島は、自分にとって島宇宙への入口だった。海の彼方からやってくる来訪神=まれびとの思想を体現した儀礼を初めて見たのが、吐噶喇の悪石島だった。あのときの経験が、南島の死生観を色濃く残す祭祀を記録し続ける契機となった。
地形的に孤立している島は、海によって隔てられていると同時に、海によって繋がってもいる。宇宙に浮かぶ星々も、そこから星座が形成される一方で、それぞれの星は固有の名を持って一つ一つ輝いている。しかし、島も星も、ぼくがそこに意味を付そうとした瞬間に目の前から消えてしまう。星を、ただ星として撮ること。島で見たあらゆる物事を、そのまま写し留めること。そんなことが本当に可能なのか今もまだわからないのだが、思考の暗い陥穽に落ち込む前に、島に暮らす人々から発せられる光を、一本でも多くのフィルムに焼き付けたい。そうした思いの涯てに、この『流星の島』がある。」 (石川直樹)
【参加条件】
代官山 蔦屋書店での、写真集『流星の島』(5,832円/税込)、または参加券(1,080円/税込)のご購入でご参加いただけます。
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭 (2号館1階 レジ)
②オンラインストア
③お電話 03-3770-2525 アートフロア
【対象商品】
石川直樹『流星の島』
w20.3 × h15 cm
144ページ
07イメージ(カラー)
上製本 一部布装
カラーオフセット印刷
初版
Published in 2018
ISBN 978-4-908512-25-4
【ご注意事項】
*書籍一冊もしくは参加券一枚のご購入でお一人様にご参加いただけます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
*当日のお席はお越しいただいた順でのご案内となります。
【プロフィール】
石川 直樹
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。
『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。
著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最近では、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズ『Lhotse』『Qomolangma』『Manaslu』『Makalu』『K2』(SLANT)を5冊連続刊行。
最新刊に写真集『DENALI』(SLANT)、『潟と里山』(青土社)、『SAKHALIN』(アマナ)、著書『ぼくの道具』(平凡社)がある。
会期 / 2018年05月23日(水)
定員 / 70名
時間 / 19:30~21:00
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
問い合わせ先 / 03-3770-2525
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オンラインストアでの受付は2018/5/21(月)午前9時の受注分までとさせていただきます。