【隆祥館書店】
今回は、敬愛する釈徹宗先生より、『隆祥館書店の作家と読者の集い』でトークイベントをというご推薦をいただき、児童文学『大坂オナラ草紙』を上梓された谷口雅美さんのト-クイベントを企画させていただくことになりました。
物語は、大阪で暮らす小学五年生の平太がある日、おじいちゃんの古文書を見ているうちに江戸時代へタイムスリップ。少女・お篤と出会うが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまった。その後も平太は時空を行き来し、江戸時代ではかわら版の絵師を務め、現代でも新聞係で奮闘しながら、過去、現在、未来について考えるようになる――という内容です。江戸時代を描くことの難しさ、面白さを語ります。
「お宝」談義では、釈撤宗先生と高島幸次先生をゲストにお迎えし、本作品もこれまでの作品も、過去のつながり、ご縁でできたものとおっしゃる谷口雅美さんから色々なエピソ-ドをお聞きしたいと思います。あの時、ああしたから、こう言われたから等々――「お宝」で生まれたご縁を振り返りお話していただきます。
第一部:江戸時代の大坂を書くということ
象さま行列のかわら版が、本作品の発想のきっかけ。古文書講座でかわら版をテ
キストに取り上げた、上方文化のエキスパート・高島幸次先生をお招きし、江戸
時代の大坂を書く難しさと面白さに迫ります。
第二部:人とのご縁が繋ぐもの
高島先生とのご縁を結んでくださった「8時だヨ!神さま仏さま」最高顧問・釈
徹宗先生をお招きして、偶然と必然、ご縁について語っていただきます。
この機会にぜひご参加下さい。
【プロフィール】
谷口雅美 (たにぐち まさみ)
兵庫県尼崎市生まれ。神戸女学院大学文学部卒業。
2008年より執筆活動を開始。「99のなみだ」「最後の一日」「99のありがとう」シリーズや「大空では、毎日奇蹟が起きている。」などの短編小説集に参加。
共著に「鳥と猫と君とボク」(画:小峰紀子)。
第44回創作ラジオドラマ大賞佳作入選。
NHKラジオ『FMシアター』にて受賞作「父が還る日」が放送される。2011年よりFM尼崎『8時だヨ!神さま仏さま』のアシスタントを務める。
2017年『大坂オナラ草紙』で第58回講談社児童文学新人賞佳作受賞。
髙島幸次(たかしま・こうじ)
1949年大阪市生まれ。大阪大学招聘教授。専門は日本近世史。
大阪天満宮文化研究所員も務め、天神祭研究の第一人者。
また天神祭のボラティアガイド役である天満天神御伽衆を養成するなど普及・伝承にも尽力。
多くの講演活動や古文書講座をこなすほか、各種の落語会やイベントもプロデュースし、天満天神繁昌亭で毎月25日に行われる「天神寄席」にも関わる。
著書に『奇想天外だから史実-天神伝承を読み解く-』(大阪大学出版会)、『大阪の神さん仏さん』(140B/釈徹宗氏との共著)上方落語史観(140B)など。
釈徹宗 (しゃく・てっしゅう)
1961年生まれ。宗教学者・浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。
専攻は宗教思想・人間学。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。
その後、如来寺住職の傍ら、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現職。
『死では終わらない物語について書こうと思う』文藝春秋
近著に「歎異抄はじめました。親鸞聖人から届いたメッセ-ジ」(本願寺出版/大平光代氏との共著)がある。
司会:二村知子 (ふたむら ともこ)
井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表出場のパンパシフィック大会では2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。
2011年から「作家と読者の集い」と称して作家と読者の思いを直接つなぐト-クイベントを開催、メディアでは、知らされていない真実を追求する場として注目されている。
2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、温かい社会を目指している。
【イベント概要】
『大坂オナラ草紙』講談社 刊行記念トーク・イベント
司会 二村知子
著者 谷口雅美 × ゲスト 釈 撤宗・高島幸次
開催日 : 平成30年6月13日 水曜日
時間 : 18:30開場 19:00開演
会場 : 隆祥館書店8階 多目的ホ-ル
参加費:2,200円+本代『大坂オナラ草紙』1,300円合計3,500円 講演のみ: 3,500円
当日の場合:500円アップ(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)
*振込先 三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン
申込み・お問合せ: 隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメール: ryushokan@eos.ocn.ne.jp
主催: 隆祥館書店 後援: 講談社