「シリーズ ケアをひらく」の最新刊『どもる体』の発行を記念して、著者の伊藤亜紗さんと、情報学者のドミニク・チェンさん、予防医学者の石川善樹さんによるトークイベントを行います。
『どもる体』は従来にない身体論的な視点から吃音に迫っていますが、なかでも大きなテーマとして扱っているのが「隠れ吃音」。つまり、「どもりそうな体をうまく使うことによって、外目にはどもっていない」人たちです。
その工夫たるや、百人百様。涙ぐましいものから、つい笑ってしまうものまで様々です。さらに工夫そのものが、その人のパーソナリティになったり、新しい思考スタイルを形成したり。
そして今回のトークをしてくださる3人の先生方も、どうやら「隠れ吃音」らしいのです。
ドミニク・チェンさんは「吃音を持って生きるとは一生を通して考えられる謎を持つこと」と言います。
石川善樹さんは、「研究について研究する/考えることについて考える」達人です。
吃音という「謎」に魅入られた伊藤亜紗さんも含めて、何か共通点がありそうではありませんか?
果たして「どもる体」は、その体の持ち主に、どんな思考を誘発するのでしょうか。お楽しみに!
【参加条件】
代官山蔦屋書店にて下記参加券いずれかをご予約・ご購入の先着70名様
・『どもる体』(医学書院/2,160円)付参加券 3,000円(税込)
・イベント参加券 1,800円(税込)
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
①代官山 蔦屋書店 店頭(1号館1階 レジ)
②オンラインストア
③お電話 03-3770-2525 人文フロア
【対象商品】
・『どもる体』(医学書院/2,160円)付参加券 3,000円(税込)
・イベント参加券 1,800円(税込)
【ご注意事項】
*ご購入後に参加券の種類の変更は承る事ができません。
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
*当日ご希望の方にサイン会を予定しております。サイン対象本は、当店でご購入いただきました対象書籍のみとさせていただきます。
【プロフィール】
伊藤 亜紗 (いとう・あさ)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院・准教授。専門は美学。もともと生物学者を目指していたが,大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。
主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、など。
趣味はテープ起こし。インタビュー時には気づかなかった声の肌理や感情の動きが伝わってきてゾクゾク。
ドミニク・チェン (どみにく・ちぇん)
早稲田大学文学学術院・准教授。NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事。フランス国籍。博士(学際情報学)。株式会社ディヴィデュアル共同創業者。
主な著書に、『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』(NTT出版)、『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、松岡正剛との共著)など。現在、『webでも考える人』で「未来を思い出すために」を連載中。
【リンク先】
趣味は、能とゲーム、そして糠床。
石川 善樹 (いしかわ・よしき)
予防医学研究者。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。専門は予防医学、行動科学、機械創造学など。講演や雑誌、テレビへの出演も多数。
主な著書に、『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント社)、『友達の数で寿命は決まる』『最後のダイエット』(共にマガジンハウス)など。現在、『webちくま』で「考える達人」を連載中。
【リンク先】
趣味は、論文を読むこと、プロゲーマーの試合を観ること。
会期 / 2018年07月06日(金)
定員 / 70名
時間 / 19:00~
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
共催・協力 / 医学書院
問い合わせ先 / 03-3770-2525
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オンラインストアでの受付は2018/7/4(水)午前9時の受注分までとさせていただきます。