あなたは、作家・京極夏彦にまつわるこんな噂を聞いた事はないでしょうか?
「京極夏彦は、InDesignで執筆をしているらしい」。
「ひとつの文章がページをまたぐことはない」。
なぜ、本来デザインに使用するソフトウェアを、作家が執筆のために駆使するのか。そして、文章が版面にぴたりと収まる美しい小説作品は、どのような神業によって生み出されるのか。「InDesign」というソフトウェアを使うに至った経緯や「版面」という矩形への拘り、一部ファンの間では“京極棒”とも呼ばれる「二倍ダーシ」や「ルビ」のつけ方への拘り、さらに、かつてデザイナーとして装幀を手がけられていた経験から思う「作家と装幀の関係」について、京極夏彦さんご自身に語っていただきます。
これまで公の場で語られることのなかった京極夏彦さんの「謎」に迫る、貴重なトークショーです。
京極本の装丁を多数手がける装丁家・坂野公一さんがお相手をつとめ、組版設計で京極さんを支えるディレクター紺野慎一さん(凸版印刷株式会社)をゲストに迎えます。
【プロフィール】
京極夏彦
小説家・意匠家。
• 1963年生まれ。北海道小樽市出身。世界妖怪協会、全日本妖怪推進委員会改めお化け友の会・代表代行。古典遊戯研究会紙舞会員。お化け大學校・水木しげる学部教授。
• 1994年 「姑獲鳥の夏」でデビュー。
• 1996年 「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門受賞。
• 1997年 「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞受賞。
• 2000年 第8回桑沢賞受賞。
• 2003年 「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞を受賞。
• 2004年 「後巷説百物語」で第130回直木賞受賞。
• 2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。
• 2016年 遠野文化賞受賞。
(大極宮公式ホームページより)
坂野公一
グラフィックデザイナー/welle design代表
兵庫県出身。神戸芸術工科大学 芸術工学部 視覚情報デザイン学科卒業。SONY株式会社、杉浦康平プラスアイズ勤務を経て、2003年に独立し、welle designを設立。welle designのすべてのデザイン業務の監修、作成を担当。
※イベントチケット予約は、5/5(土)12:00からとなります。本ページ末尾のリンク先からご予約を完了して下さい。店頭での受付はおこないません。数に限りがございますのであらかじめご了承下さい。
時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen +1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order