2018年6月18日(月)

第161回 丸善ゼミナール 「歌人という存在 第4回 原阿佐緒を読む」 講師:野口あや子さん

【丸善 名古屋本店】
2018年6月18日(月)19時より 1F特設会場にて
参加費:500円
要・予約(店頭or電話にて事前の予約を受け付けております)
tel.052-238-0320

明治大正の激動を己の激情をもって生きた美しき女性歌人、原阿佐緒。
女性の自己表現に対して厳しい時代に生まれながら、教師との恋愛、自殺未遂、恋愛スキャンダル、女優活動など様々な境遇に身を置き、赤裸々に自身を詠んだ歌には、この時代の女性にしか書き得なかったであろう凄みと情念が薄巻いています。
そのあまりの激しさのためか、まとまって語られることが少ない存在でしたが、雑誌「現代短歌」4月号では原阿佐緒特集が組まれるなど、再評価への熱も高まっています。
今回は「原阿佐緒全歌集」による年譜にもふれながら、女の激情を読みときます。
どうぞお越しくださいませ。

野口あや子(のぐち・あやこ)
1987年岐阜生まれ、名古屋在住。高校在学中に第49回短歌研究新人賞を受賞。
第一歌集『くびすじの欠片』で、第54回現代歌人協会賞を最年少受賞。
ほか歌集に『夏にふれる』『かなしき玩具譚』。
近年は共同制作や朗読活動も行っており、詩人・三角みづ紀との共著に『気管支たちとはじめての手紙』(マイナビ・電子書籍)、写真×衣装×短歌のコラボレーション歌集として『眠れる海』を刊行。

イベント情報の詳細はこちら