新刊『感性は感動しない』で、自身の絵の見方を公開しながら解説し、批評家としての半生と生活を綴った椹木野衣さん。
椹木さんが「至高の域にまで高められた設計者」と評するのが、画家・山口晃さん。山口さんは、『ヘンな日本美術史』で実作者の視点から独自の絵の見方を示し、『すゞしろ日記』シリーズでは画家の日常の「どーでもいいけど楽しげなこと」を描きつづけています。日本で美術をすることの意味を考える二人が、絵を見ることと生きることについて語るトークショー。二人は、日本各地を一緒に旅する間柄ながら、公開の対談としては初めての顔合わせ。お聞き逃しなく!
【プロフィール】
椹木野衣(さわらぎ・のい)
美術批評家。1962年埼玉県生まれ。故郷の秩父で音楽と出会い、京都の同志社で哲学を学んだ盆地主義者。美術批評家として会田誠、村上隆、ヤノベケンジら現在のアート界を牽引する才能をいち早く見抜き、発掘してきた。 既存のジャンルを破壊する批評スタイルで知られる。読売新聞、朝日新聞の書評委員としてあらゆる分野にわたる書評多数。多摩美術大学教授にして岡本太郎「芸術は爆発だ!」の精神的継承者。おもな著書に、『日本・現代・美術』『シミュレーショニズム』『反アート入門』『アウトサイダー・アート入門』『太郎と爆発』『後美術論』(第25回吉田秀和賞)『震美術論』(平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞)。
山口晃(やまぐち・あきら)
画家。1969年東京都生まれ。群馬県桐生市育ち。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2001年、第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞。西洋画の技と素材を軸に大和絵や浮世絵の様式を織り交ぜつつ、時にお茶目に時にシニカルに、古今東西の事象や風俗を緻密に描きこむ画風で知られる。新聞小説や書籍の挿画・装画も手掛け、群馬県桐生市の藝術大使も務める。おもな作品集に『山口晃作品集』『さて、大山崎』『山口晃 大画面作品集』『山口晃 前に下がる 下を仰ぐ』、おもな著書に『すゞしろ日記』『すゞしろ日記 弐』『すゞしろ日記 参』『ヘンな日本美術史』(第12回小林秀雄賞)『探検!東京国立博物館』(藤森照信との共著)。
日程 / 2018年7月14日 (土)
時間 / 14:00〜15:30 開場 13:30〜
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00
受付は終了いたしました。
*当日券の発売およびキャンセル待ちは行っておりません。