「ベトナムのランボオ」ファム・コン・ティエンの破壊思想と叛逆の人生
——–『深淵の沈黙』の世界初翻訳出版を機に——–
1960年代のベトナム戦争のさなか、南ベトナムの文壇に現れて以降、過激な言動、ハチャメチャな生き方で話題をさらい、良識ある大人たちからは煙たがられたものの、悩める若者の代弁者として圧倒的な支持を受けていた、詩人にして思想家のファム・コン・ティエン。
ヘンリー・ミラーからは早熟のフランス詩人A.ランボオの生まれ変わりとも評された、その生き方、言動、思想は、時代が変わっても、異なる地域においてであっても、鋭敏な若者たちの感性を挑発し続けてやむことはない。
本トークイベントでは、「世界の夜」の時代にあってなお己を貫き生きたティエンの人生と、『深淵の沈黙』(1967年刊)で展開された思想を中心に紹介しながら、今なお失せないその魅力と思想的可能性に迫る。
日 時|2018年7月5日(木) 19:00開演 18:45開場
会 場|紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース
参加料|500円
受 付|6月14日(木)よりお電話にてご予約を受付いたします。(先着50名様)
ご予約電話番号:03-3354-0131
新宿本店代表番号(10:00~21:00)
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※イベントに関するお問い合わせも、上記の電話番号までお願いいたします。
【プロフィール】
野平宗弘(のひら むねひろ)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門はベトナムの文学・思想。著書に『新しい意識 ベトナムの亡命思想家ファム・コン・ティエン』(岩波書店、 2009)、『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共著、成文社、2012)、訳書に、井筒俊彦『禅仏教の哲学に向けて』(ぷねうま舎、2014)、ヘンリー・ミラー『ヘンリー・ミラー・コレクション15 三島由紀夫の死』(共訳、水声社、 2017)など。
真島一郞(まじま いちろう)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。社会人類学(西アフリカ民族誌学)専攻。東京外国語大学出版会編集長。編著に『文化解体の想像力』(共編、人文書院、2000)、『だれが世界を翻訳するのか』(人文書院、2005)、『二〇世紀〈アフリカ〉の個体形成』(平凡社、2011)、『山口昌男 人類学的思考の沃野』(東京外国語大学出版会、2014)、訳書にアマドゥ・クルマ『アラーの神にもいわれはない』(人文書院、2003)など。
◆注意事項◆
・イベント会場は自由席となります。開場時間よりご入場いただいた方からお好きな席にお座りいただけます。
・講演終了後、サイン会を行います。書籍は会場で販売いたします。
・イベント会場での撮影・録音は固くお断りします。
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