2018年8月19日(日)

安田雅弘 × 鴻上尚史トークイベント「改めて、「演劇」とは何だろうか?」 『魅せる自分のつくりかた──〈演劇的教養〉のすすめ』(講談社選書メチエ)刊行記念

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「演劇」と聞いたとき、何をイメージするでしょうか? 小学生のとき学芸会で取り組んだ記憶? 興味をもって出かけた劇場で、いつもはテレビで見ているタレントが動きまわっているところ? あるいは、バイトをしながら劇団でがんばっている友達がいる、というかたもいるかもしれません。
でも、そのようなものは「演劇」のごくごく一部にすぎません。
30年以上にわたって「劇団山の手事情社」を率いてきた第一級の演出家・安田雅弘さんが長年あたためてきたアイデアをお伝えするため、演劇から得られる知恵を惜しみなく披露したのが、このたび刊行される『魅せる自分のつくりかた』です。
本書の刊行を記念して、かつて安田さんがその舞台に立ったこともある「第三舞台」の主宰を務めた演劇人であり、大ヒット作『不死身の特攻兵』で話題沸騰中の作家でもある、鴻上尚史さんをお迎えします。
お二人の歴史や活動を振り返りつつ、「演劇」とは何なのか、それはどんな機能や効果をもっているのかが改めて語られるのはもちろん、歴史や社会についてのお二人の見方や意見が戦わされ、会場は熱気に包まれることでしょう。
まさに「奇跡」と呼ぶべき対談、次はいつ実現するのか分かりません。ぜひ足をお運びください!

【プロフィール】
安田雅弘(やすだ・まさひろ)
1962年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。演出家、劇団山の手事情社主宰。
大学在学中の1984年に劇団山の手事情社を結成。台本に依存しない先鋭的な舞台作りを集団創作、ハイパーコラージュなどの手法で追求するとともに「山の手メソッド」と呼ばれる独自の俳優養成法を開発。その後、戯曲を用いつつリアリズムを乗り越えるための手法として「四畳半」スタイルを考案し、ギリシア悲劇、シェイクスピア、近松門左衛門などの古典作品を上演して、日本のみならず、ドイツ、スイス、ポーランド、韓国など世界各地で高い評価を得ている。
主な著書に、『ハッピーなからだ』(洋泉社)など。
近年の主な公演に、『タイタス・アンドロニカス』(2009年、ルーマニア)、『オイディプス王』(2010年、ルーマニア、ハンガリー)、『道成寺』(2013年、モルドバ、ルーマニア)、『女殺油地獄』(2015年、東京)、『傾城反魂香』(2017年、東京)、『テンペスト』(2018年、東京、ルクセンブルク、ルーマニア)など。
劇団山の手事情社

鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)
1958年、愛媛県生まれ。作家・演出家。
早稲田大学在学中の1981年に劇団「第三舞台」を結成。1987年『朝日のような夕日をつれて’87』で紀伊國屋演劇賞団体賞、1995年『スナフキンの手紙』で岸田國士戯曲賞。1997年に渡英し、俳優教育法を学ぶ。2011年に第三舞台封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』を上演。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に活動。2010年に戯曲集『グローブ・ジャングル』で第61回読売文学賞受賞。舞台公演のかたわら、エッセイや演劇関連の著書も多く、ラジオ・パーソリナティ、テレビの司会、映画監督など幅広く活動。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。
主な著書に、『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』、『クール・ジャパン!?』、『八月の犬は二度吠える』、『青空に飛ぶ』(以上、講談社)、『発声と身体のレッスン』、『演技と演出のレッスン』(以上、白水社)、『孤独と不安のレッスン』、『幸福のレッスン』(以上、だいわ文庫)ほか多数。
サードステージ

日程 / 2018年8月19日 (日)
時間 / 17:30~19:00 開場 17:00~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00

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