ネット右翼研究の第一人者たる古谷経衡さん。最新作の小説『愛国奴』(駒草出版)では、右翼界隈の業界事情をフィクションとはいえ、金回りや人脈含め、リアルに描いています。また、『女政治家の通信簿』(小学館)でも、ネット右翼に愛される一部の女性政治家を痛烈に批判しました。
一方、ルポライター・安田峰俊さんの新刊『八九六四』(KADOKAWA)は、天安門事件活動家たちの「その後」を精力的に取材した労作です。
国を愛するあまりに国家に刃向かった彼らの惨状は、遠い世界の話には思えません。民主化運動を禁じられた人民たちの鬱憤は、ネット空間に吹きだまっているとも言います。
日本と中国の愛国事情を「合わせ鏡」にすることで何が見えるか。
社会運動の限界とは何か。
そして日中のネット空間の「闇」とは――。
実は、立命館大学文学部の同窓生だというお二人(学年は安田さんの方が一学年上)による、赤裸々トークをぜひお聞き下さい。
【出演者プロフィール】
古谷経衡(ふるや・つねひら)
1982年、札幌市生まれ。文筆家。日本ペンクラブ正会員。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。インターネット、ネット右翼、若者論などを中心に言論活動を展開。近著に小説『愛国奴』、『女政治家の通信簿』など。
安田峰俊(やすだ・みねとし)
1982年、滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員研究員。立命館大学文学部卒業後、広島大学大学院文学研究科修了。中華圏の社会・政治・文化事情について、取材を行っている。著書に『和僑』、『境界の民』、『八九六四』など。
時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink