2015年4月28日(火)

「グラフィックデザインの可能性」ゲスト:KIGI(植原亮輔 渡邉良重)

profile

聞き手:西澤明洋(エイトブランディングデザイン代表)

「クリエイティブのABC」第7回のゲストは、「KIGI(キギ)」の植原亮輔さん、渡邉良重さんです。KIGIはこれまで、「PASS THE BATON」「NEMIKA」「シアタープロダクツ」などのグラフィック、タブレット端末の絵本アプリ「MERRY BOOK ROUND」、ブランド開発、商品、宣伝まで手掛けている沖縄の商品開発プロジェクト「琉Q」といった仕事を手掛けてきました。また、「ほぼ日」と共同で立ち上げたファッションブランド「CACUMA」は今春で5シーズン目を迎え、2012年に滋賀県の職人と共同で立ち上げたブランド「KIKOF」では、陶器製品から木工家具に至るまでの商品開発を行なっています。

kigi-parco

お二人が所属していた株式会社ドラフトのブランド「D-BROS」では、カレンダーのデザインをはじめとして、ガムテープやテーブルウェア、紙でできた時計などオリジナルプロダクトの制作、宣伝、卸し、販売までを行い、グラフィックデザイナーの領域を越えたビジネスの流れを体得してきました。中でもシャンプーの詰め替え用パッケージから発想されたフラワーベース「hope forever blossoming」は、グッゲンハイム美術館など世界主要都市のミュージアムショップやセレクトショップで販売され、2003年の誕生以来、50万袋以上を売り上げています。

dbros

そして、各自の活動と並行しながらドラフトとの協業関係を維持していく「ドラフト・クリエイティブ・フランチャイズ・システム」というしくみに背中を押されて独立したという、その働き方も注目されています。
一本ずつ木々を育てるような、丁寧なグラフィック作りとコミュニケーションを続ける植原さんと渡邉さんに、ブランディングデザイナーの西澤明洋さんがインタビューしていきます。

西澤明洋さんからのメッセージ
DRAFTから独立し、今、注目を集めるKIGIの植原亮輔さん、渡邉良重さん。
お二人の仕事は、とても高いレベルで且つ独特の世界観を持ち、多くのデザイナーからも支持されています。
そんなお二人が手掛けられる仕事は、D-BROSやKIKOFなどに代表されるように、グラフィックデザインの領域を超え、新しいステージに突入しています。
今回はお二人に、DRAFT時代のこと、二人での共同作業のこと、独立のこと、これからのグラフィックデザインの可能性など、幅広くお話をうかがおうと思っています。
グラフィックデザイナー、アートディレクターを志す若いデザイナーの方、必見の回となるでしょう。
みなさま、お楽しみに!


トーク後半には、参加者から寄せられた質問に出演者が答えていく「公開質問会」の時間を設けます。どうぞふるって質問をお寄せください。

本セミナーは、雑誌「日経デザイン」にて連載後、書籍化を予定しております。
「クリエイティブのABC」今後の予定
他の回のゲストや日程、西澤さんの経歴などは下記のリンク先でご確認頂けます。

「クリエイティブのABC」

事前の質問受付について

公開相談会では参加者から事前にいただいたご相談内容について、出演者にお答えいただきます。 下記の要領で事前にお送りくださいませ。

メール件名:【4/28クリエイティブのABC質問】
本文:お名前、ご相談内容
宛先:culture@boc.bookoff.co.jp
期限:2015年4月21日(火) 到着分まで

時間に限りがございますため、ご応募多数の場合は、あらかじめセミナーで取り上げるものを選定させていただきます。ご了承くださいませ。

《出演者》

KIGI

キギ

植原亮輔(うえはら りょうすけ)は1972年、北海道に生まれる。
多摩美術大学ではテキスタイルを専攻し、1997年、グラフィックデザイン会社DRAFTに入社。

渡邉良重(わたなべ よしえ)は1961年、山口県に生まれる。
山口大学教育学部を卒業し、1986年、DRAFTに入社。

長年のDRAFT勤務では、共に企業やブランドのグラフィックや、D-BROSの商品デザインを手掛けてきた。
2012年にDRAFTのフランチャイズシステムにより、共同でKIGI Co.,Ltd.を設立。 自在な発想とデザイン力で、あらゆるジャンルを横断しながら、グラフィックの新しいあり方を探し生み出し続けている。 共著書に作品集『キギ/KIGI』(リトルモア)。

植原は2009年、ファッションブランド・シアタープロダクツのインビテーションをはじめとしたグラフィックで亀倉雄策賞、東京TDC賞を受賞。また、7000粒のシールの作品で2013年One Show Design金賞、NY ADC金賞受賞。渡邉は、内田也哉子さんが文を担当した絵本『BROOCH』で、NY ADC金賞、One Show Design金賞、講談社出版文化賞・ブックデザイン賞を受賞、国内外で10万部を越えるロングセラーとなっている。 二人は共同での仕事も多く、手掛けた仕事で、東京ADC会員賞(森をひらくことT.O.D.A.・2013年)やJAGDA賞(MERRY BOOK ROUND・2015/ONE OFF DESIGN・2015等)を受賞。

また、共同で作品制作をし、コンスタントに発表をしている。
2008年「時間の標本展」AMPGギャラリー、2012年「キギ展」gggギャラリー、2013年「続キギ展」ヒルサイドフォーラム、2014年「ONE OFF DESIGN展」PASS THE BATONギャラリー等。

株式会社KIGI(キギ)
http://www.ki-gi.com/

 

《書籍情報》

『KIGI キギ』

『KIGI キギ』

著者:キギ(植原亮輔と渡邉良重) 出版社:リトルモア
定価:3,024円(本体2,800円) 189ページ 発売:2012年5月

1999年から2012年まで2人が手がけた、「D-BROS」のプロダクトデザイン、「une nana cool」「PASS THE BATON」のブランディング、「THEATRE PRODUCTS」や絵本「BROOCH」のアートディレクションなど、13年間の代表作を収録。本人たちによる作品解説とロングインタビュー、ドラフト宮田識、シアタープロダクツ金森香、スマイルズ遠山正道、山本容子、内田也哉子、服部一成、阿部海太郎らによる寄稿を掲載。

『BROOCH(ブローチ)』

『BROOCH(ブローチ)』

著者:渡邉良重 / 絵 内田也哉子 / 文  出版社:リトルモア
定価:1,851円(本体1,714円) 136ページ 発売:2004年12月

カレンダー「brooch」から生まれた絵本。渡邉良重さんが描く絵と、内田也哉子さんによる言葉が薄紙が重なりで透けて見え、次のページへと物語りが続きます。

『UN DEUX(アンドゥ)』

『UN DEUX(アンドゥ)』

著者:渡邉良重 / 絵 高山なおみ / 文  出版社:リトルモア
定価:2,376円(本体2,200円) 56ページ 発売:2004年12月

ページは中央で二つに分かれており、1、2、1、2と、左右交互にページをめくることによって絵が繋がり、変化し、物語が進んでいきます。 ロングセラー絵本『ブローチ』の渡邉良重さんが絵を手がけ、文章は人気料理家であり文筆家としても注目を集める高山なおみさんが、はじめての書きおろしとなる物語を手がけました。

『ジャーニー』

『ジャーニー』

著者:長田弘 / 詩 渡邉良重 / 絵 薗部悦子 / ジュエリー 出版社:リトルモア 定価:2,160円(本体2,000円) 64ページ 発売:2012年10月

詩人・長田弘さん、アートディレクター・渡邉良重さん、ジュエリー作家・薗部悦子さんとがコラボレーションした絵本。言葉と、絵と、ジュエリーが、紙の上で輝きを放つ、類い稀なる絵本の誕生です。

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