【日時】2018年10月23日(火)19:00~20:30(開場18:45)
【会場】書泉グランデ7階イベントスペース
【受付】書泉グランデ4階
【参加方法】
9/27発売予定『オイラーの難問に学ぶ微分方程式』2900円(外税)を書泉グランデ4階でご購入の方に1冊につき1枚、参加券を差し上げます。
店頭申し込みの他、電話(03-3295-0011)、お問い合わせよりご予約を承ります。
①イベント名【高瀬先生講演会】、②お名前、③電話番号を明記の上お申し込みください。
テーマ《オイラーの積分論は微分方程式論だった!!》
内容《オイラーの著作『積分計算教程』(全3巻)は『無限解析序説』『微分計算教程』に続く3番目の作品です。オイラーの積分論には弧長、面積、体積などの求積法はまったく現れず、全3巻で1600頁をこえる叙述を通じて徹頭徹尾、微分方程式の解法理論が繰り広げられています。
第1巻と第2巻は常微分方程式、第3巻は偏微分方程式。微分方程式のタイプの分類、自作の大量の具体例、工夫を凝らした解法の数々。今日の解析学の泉となったオイラーの積分論の全容を紹介します。》
【書籍紹介】
9/27発売予定
『オイラーの難問に学ぶ微分方程式』高瀬正仁/著(共立出版)
オイラーの解析学三部作の一つ、『積分計算教程』(全3巻)の内容は微分方程式の解法理論となっている。全体として今日の微分方程式論の原型が提示されているが、この中にはおびただしい数の微分方程式の実例が含まれている。その多くはオイラー自身が作成したもので、形状も複雑なうえに非常に難解なものも数多く含まれており、しかも詳細な解答を試みている。これらは単なる練習問題ではなく、一つ一つ個性があり、個々の具体例そのものが理論を語っている。 本書では、好評を博した『古典的難問に学ぶ微分積分』と同様の方針で、オイラーの難問を通して、微分方程式を解説していく。問題の趣旨を把握したうえで解答を読むことによって、他のテキストに載っているような微分方程式の問題を解く力を身につけることができる。さらに、微分方程式論という解析学の領域を構築しようとしたオイラーの心情にも迫り得る。