2018年9月24日(月)

ナカムラケンタ「日本仕事百貨の文章の書き方」 『生きるように働く』(ミシマ社)刊行記念

logo_bb100
“職場を訪ねてインタビューし、それを求人の記事にまとめる。大切にしているのが、仕事のあるがままを伝えること。このサイトを通して、たくさんの生き方に出会ってきた。なぜこの仕事をはじめたのか、今はどんな仕事をしているのか、これからどうしていきたいのか。職場を訪ねて、仕事のいいところも大変なところも引き出していく。

そうやって取材していると、一本の木を眺めているような気分になる。取材で聞いた言葉の一つひとつが、木に生えている葉っぱのように見えてくる。

たくさんの言葉はばらばらのようでいて、生き方の根底にある何かへとつながっている。葉が枝につき、枝は幹から伸び、幹が根っこへと通じているように。すべての葉っぱを届けることはできないから、このひとつの根っこを届けようと思って求人の記事を書いている。

求人というと、募集要項がメインとなることも多い。もちろん、福利厚生や給料だって、大切なこと。けれどそれだってひとつの枝葉に過ぎないんじゃないか。それよりも根っこに共感できるか。こちらのほうが大切なんじゃないか。この根っこさえぶれていなければ、きっと納得して働くことができると思う”
(『生きるように働く』はじめに、より)

日本仕事百貨は、よく普通の求人サイトと違う、と言われます。たとえば、転職や就職する予定がないのに読んでいる人が多かったり、求人記事を読んだお客さんがお店に殺到したり。

もともと文章を書く専門的な教育も受けていないですし、そういう仕事もしてこなかったので、ただ「読み手」「話し手」「書き手」の気持ちを想像して書いてきました。

今回はみなさんがお持ちした文章を、ナカムラケンタが講評します。ぜひ文章をお持ちしてください。できればインターネット上にあるものが好ましいです(その場でブラウザで開くことができるので)

ただ、参加するだけでもいいですよ。お待ちしています。

講評を希望する文章がある場合は、テキストデータあるいはweb上のURLを、件名に【9/24イベント講評希望】と書いて下記メールアドレスまでお送りください。
hello★bookandbeer.com (★を@に変換してください)

【出演者】
ナカムラ ケンタ Kenta Nakamura
日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト代表取締役
1979年東京生まれ。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」を企画運営。シゴトヒト文庫ディレクター。東京・清澄白河に小さなまちをつくるプロジェクト「リトルトーキョー」や「しごとバー」の企画・デザイン監修。2015年よりグッドデザイン賞審査員。2017年4月22日、誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」をスタート。2018年9月20日に初の単著『生きるように働く(ミシマ社)』を発売。

時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

チケットのご予約はこちら

イベント情報の詳細はこちら